AS19519-刀:八雲正寿(竜雲斎・昭和)

刀:白鞘入り(保存刀剣)
銘: 八雲正寿(竜雲斎・昭和)

昭和:
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は八雲正寿としてはに上々作ランクされる作品です。
研磨済み
ハバキ:木ハバキ
刃長: 69.4 センチ
反り:1.4 センチ
目釘穴:1 個
元幅:3.20 センチ
先幅:2.35 センチ
重ね:0.76 センチ
刀身重量: 900 グラム
時代:昭和
体配:昭和刀としては長寸で身幅が広く、
重ね厚く反りやや浅く切先が延びた作品。
地鉄:小板目肌流れ杢目が交り地錵が付き細かな地景が入る。
刃紋:匂出来風に丁字乱れが続き足が良く入り逆さ丁字乱れとなり尖り刃が交り刃中、砂流、金筋が表裏に長く働く。

特徴:八雲正寿は竜雲斎と称し、丁字乱れの上手な刀工でこれほど上手な作品はあまり見ない。戦時中に活躍した。
本作は丁字乱れに逆さ丁字が交り足が良く入り、刃中に長い金筋が働くなど正寿の高技量の刀工であります。
長さも充分あり御薦め出来る作品です。
本作の正寿は昭和刀は元より新々刀に於いても出来が抜群に良く
一見すると新々刀に紛れる見事な作品と云えます。

保存刀剣
葵美術評価鑑定書:全身押し形