AS15893-太刀:阿州吉川六郎源祐芳作之

説明

太刀:白鞘入り(保存刀剣)

銘:阿州吉川六郎源祐芳作之
慶應二年二月日                               

藤代刀工辞典:新新刀:中上作:阿波
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は阿州吉川六郎源祐芳としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:素銅地一重
刃長:71.6センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:1個
元幅:2.98センチ
先幅:2.18センチ
重ね:0.73センチ
刀身重量:795 グラム
時代:江戸時代末期慶應2年 1865年
体配:身幅、重ねしっかりと生刃が残り、
反りやや浅く鋒が伸びた幕末時代に流行した作品。
地鉄:小板目肌に杢目肌が混じり地沸が良く付き
練れた地肌が見て取れる地金となる。
刃紋:刃区より直刃その先丁子乱れとなり
横山祐包一派と同様な丁子乱れを焼く。

特徴:阿州吉川六郎源祐芳は阿波の国の刀工で江戸に移住し横山祐永の門人となり横山祐包と
共に刀剣の制作に勤しみ独特な横山丁字といわれる匂出来の丁子乱れを制作できる様になった
初銘は阿州吉川六郎源祐吉と称し阿波徳島藩に仕える。近藤勇所持刀はこの阿州吉川六郎源祐芳
の作品で切れ味の良さを誇った。  横山一派の澄んだ無地風の作品とは異なり地鉄の肌目が見てとれるのは横山一派の作品とは大きく異なる。 

葵美術より一言:阿州吉川六郎源祐芳の傑作刀で横山丁子乱れに小板目肌に杢目が混じった肌目の良く
見て取れる作品は横山一派の作品とは大きく異なり独特な風情を感じさせます。
刃紋は一見して横山祐永、横山祐包と同様な作品です。肌目の良く見て取れる地金と
見事な刃紋は近藤勇の目に愛刀として腰に帯びさせた作品と考えます。
長さもあり生刃を残した見事な作品を是非ご紹介いたします。
江戸において横山丁子を学びさらに地鉄に工夫を加えて完成させた作品といえましょう。

時代背景:慶應2年夏目漱石が生まれる
慶應4年に戊辰戦争が起こる
慶應4年新撰組局長近藤勇が33歳で死罪となる

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書
全身押し形


落札価格:¥392,000

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入札履歴

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最高入札者 : kou

kou
2020/12/13 (日) 10:28
¥392,000
kamonokamo120maru
2020/12/13 (日) 10:28
¥391,000
kou
2020/12/13 (日) 10:28
¥389,000
kamonokamo120maru
2020/12/13 (日) 10:28
¥388,000
kamonokamo120maru
2020/12/13 (日) 10:27
¥382,000
kou
2020/12/13 (日) 10:27
¥381,000
kou
2020/12/13 (日) 10:02
¥380,000
オークション開始
2020/12/06 (日) 11:07

※ = 自動入札