AS17224 刀:肥後国菊池住延寿太(以下切)(宗広)

説明

ご注文番号：AS17224

刀:拵え入り(特別貴重刀剣)(委託品)

銘:肥後国菊池住延寿太(以下切)(宗広)
於阿部野神

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥後国菊池住延寿太(以下切)(宗広)としては上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀一重
刃長: 2尺3寸8分(72.09センチ)
反り: 9分2厘(2.76センチ)
目釘穴: 2 個
元幅: 3.30センチ
先幅: 2.66センチ
重ね: 0.59センチ
刀身重量: 880 グラム
時代:江戸時代後期
体配:擦り上げられた作品で肥後国延寿太郎と銘が読める。
地鉄:肌物と言われる大板目肌基調に大きく練れて
地沸がつき古くは則重を思わせる肌物です。
刃紋:沸出来匂口の深い互の目乱れが鋒まで続き
刃中、砂流、金筋が働き帽子乱れ込んで匂口深く返る。

特徴:本作は銘に疑問点があり銘の保証は出来ませんが
一見すると新新刀の郷義弘を思わせる
板目肌の良く見て取れる作品です。

拵:
鍔:菊の紋様を彫る
縁頭:赤銅魚子地に花と鳥の図柄を高彫し金で色絵をほどこす。
鞘:黒呂色鞘
目貫:大振りの目抜きでトラの図柄を高彫し
色絵をほどこす大こな目抜きで表情が素晴らしい 7.65cm

葵美術より一言:本作の作品は名の保証はできませんが
出来そのものは肌物と称する華やかな出来です。
拵えの目抜きは大振りで出来が良く、刀身は豪壮な体配でお
勧めできる作品です。

特別貴重刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形