AS20434-刀:皇紀二千六百年 月山貞勝謹作(花押)

説明

刀:白鞘入り(特別保存刀剣)

銘: 皇紀二千六百年 月山貞勝謹作(花押)
日本砂鉄鋼業株式会社以精錬鋼

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は月山貞勝としてはに最上作ランクされる作品です。
研磨済み

はばき:金色絵一重 月山はばき
刃長:68.5センチ
反り:2.2センチ
目釘穴:1個
元幅:3.14センチ
先幅:2.11センチ
重ね:0.73センチ
刀身重量: 800グラム
時代:昭和15年
体配:身幅重ねしっかりと反りが深く付き
帽子が伸び体配の良い作品で生刃を大きく残す健全な作品です。
地鉄:柾目肌よく詰んで地沸がつき地景が入る。
刃紋:沸出来尖り互の目乱れに足がよく入り
刃中、砂流、金筋が盛んに働く
帽子丸く返り刃に金筋、砂流が入る。

特徴:月山貞勝(月山英太郎)は大正期から昭和初期にかけての日本刀匠を代表する名
匠。
明治ニ年(1869)生まれ。初代月山貞一の息子。
父の名声が高く明治末年から大正初期、四十代迄の自身銘の作は少ないが、父貞一の没
後である大正十年代からは、多くの作品が
その技量を遺憾なく発揮した素晴らしい物である。
宮内省の皇室御用達の刀、伊勢神宮への奉納刀、多くの下賜刀を鍛え、その作刀態度は
厳しく真摯なものであったという。
清浄な場所で清浄な心で刀を鍛えるという信念から、昭和十年(1935)に鍛練場を吉野
山に移した。実子のニ代月山貞一、愛媛の高橋貞次の二人の人間国宝をはじめ、多くの
名工を育てた。作風は逆がかった丁字乱れ、綾杉肌鍛などを得意とし、相州伝、備前
伝、大和伝、等全てこなす伎倆の高さは驚く程である。
特に綾杉肌と言われる月山肌は鎌倉時代からの伝統を受け継ぎ、
現代に至る迄継承されている。また彫物にも非凡な才能を発揮した。昭和十八年
(1943)十二月二十四日、七十四歳で没。

葵美術より一言:一見すると小板目に見えるが柾目乱れとなり研磨師によってはかなり
柾目が出てくると思われます。刃中の働き素晴らしく金筋が
盛んに働くなど通常の貞勝に比較して出来が良い
私がこの作品を評価するには柾目肌に地沸が付
き地景がよく入りさらに、刃紋には砂流、金筋が盛んに働き
帽子の働きも見事です。 是非お勧めしたい作品です。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書
全身押し形


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2020/11/20 (金) 12:24

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