AS20444-刀:源盛吉(無鑑査)

説明

刀:白鞘入り(保存刀剣)

銘: 源盛吉(無鑑査)
平成二年八月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は源盛吉としては最上作作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着二重
刃長:67.7センチ
反り:1.5センチ
目釘穴:1 個
元幅:3.47 センチ
先幅:2.03センチ
重ね:0.62 センチ
刀身重量:865 グラム
時代:現代 平成二年
体配:身幅が3.47cmと広く重ね厚く大鋒の豪壮な作品です。
地鉄:小板目肌よく寝れて地沸が付き
所々地景が入ったよくねれた地鉄となる。
刃紋:沸出来匂口の深い互の目、大互の目乱れとなり、
中程先からは特に激しく
働き刃中、砂流、金筋が盛んとなり帽子、乱れ込んで尖って返る。

特徴:谷川盛吉(本名松吉)は大正九年(1920)生まれの
熊本の八代市の刀匠で、昭和九年(1934)に金剛兵衛盛高靖博に入門。
さらに盛高師が八代に迎えた延寿太郎宣繁に学ぶ。
昭和十六年(1941)に師盛高靖博より「延寿宣次源盛吉」を受名。
昭和二十七年(1952)栗原彦三郎の呼びかけに応じ、
サンフランシスコ講和条約の締結を記念して三百振りが製作された
講和記念刀の一部を製作。昭和二十九年(1954)に作刀承認を受ける。
第一回作刀技術発表会から連続出品。昭和五十三~五十四年(1978~1979)頃に
源清麿写で名声を高めた。昭和六十年(1985)には無鑑査刀匠となる。
迫力の有る相州伝の傑作を残し、平成二年(1990)に七十歳で没した。

葵美術より一言:無鑑査として数々の名作を残した谷川盛吉は相州備前伝を制作し続け
てきた。おそらく自家製鉄で制作した痕跡があり独特の地金で制作する。
特に本作は左文字を写したと考えられ地金もよく練れて制作されている。
惜しむらくは人間国宝になれなかったのは残念であるが当然なっても良い刀工でありました。
是非この素晴らしい作品をお求めください。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書
全身押し形


落札価格:¥700,000

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最高入札者 : daikoku

daikoku
2020/11/15 (日) 22:30
¥700,000
オークション開始
2020/11/15 (日) 13:40

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