AS17582-刀:無銘(月山)

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)

銘: 無銘(月山)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 無銘(月山)としては上作 にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:素銅地金色絵鎺
刃長: 65.5 センチ
反り: 2.0センチ
目釘穴: 4 個
元幅: 2.76 センチ
先幅: 1.96センチ
重ね: 0.61センチ
刀身重量: 550 グラム
時代:室町時代中期頃
体配:身幅、重ね尋常な反りが深く付き
切先がやや延びて表に二筋樋を彫り
裏には棒樋を彫る。
地鉄:綾杉肌良く練れて典型的な月山肌が明瞭に出ております。
刃紋:錵出来尖り互の目乱れが連なり
映りが互の目乱れ風に現れ時代の古さを感じさせる。

特徴:月山は出羽国月山の霊場に澄んだ鬼大丸を元祖とする。
以来月山の麓では刀鍛冶が栄え、軍勝、近則、久利などの名人を輩出した。
鎌倉期から室町期にかけて月山の銘を刻んだ実用性の高い
綾杉肌の美しさの両面から全国に広まり、この刀工集団を月山物、月山鍛冶と呼んだの
です。
しかしながら戦国時代が終わると月山鍛冶は終焉を迎えその後は途絶えた。
江戸時代初期以前の作品を古月山と便宜上呼称されている。
やがて江戸時代末期に初代貞一が綾杉肌の復元に努め完全の成功した。
それ以降、貞一の月山一派は特殊な技術として一門以外には教えず極秘として現在に至る。

拵:
鍔:円形の鉄鍔に樹木と武者の図柄を高彫りする
縁頭:赤銅地 に編目模様を彫る
鞘:朱と黒の混ざった鞘
目貫:真鍮地で獅子の図柄を彫る。

葵美術より一言:出羽国月山の始祖は鎌倉時代と古く
その流れを汲んで室町時代中期頃に制作された作品です。
在銘ではありませんが反りが深く付き地金、刃紋も状態の良い
作品で明瞭な映りが現れております。
拵えは華美な作品ではなく地味ではありますが
瑕欠点のない作品です。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2020/11/14 (土) 10:11

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