AS20239刀:大和大掾藤原正則(初代)

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:大和大掾藤原正則(初代)

刀工辞典:新刀:上作:良業物:越前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 大和大掾藤原正則としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み 上々研磨
はばき:金着二重
刃長: 2尺2寸9分(69.4センチ)
反り: 7分(2.12センチ)
目釘穴: 2 個
元幅: 2.9 センチ
先幅: 2.27 センチ
重ね: 0.69 センチ
刀身重量: 715 グラム
時代:江戸時代 元和の頃 1615年
体配:身幅、重ね尋常な反りの深い鋒の延びた慶長新刀の体配をした作品です。
地鉄:小板目肌よく練れて地沸がつき古さを感じさせる地鉄となる。
鎬地:柾目肌がよく見て取れる
刃紋:沸来直刃にのたれ刃が交じり足がよく入り沈みごころのは刃となる。
帽子:大きくのたれて、丸く返り先、掃掛となる。

特徴:初代正則は室町時代中期の山城國三条吉則の末裔と伝えられる。
本国は丹後宮津、父則光に鍛冶の手ほどきを受け、
のちに京に上がり更に越前七十五万石の松平秀康の城下にうつり
秀康の長男忠直の抱え工となる。
後に越前福井に移り住んだと伝えられている。
同時代の越前の刀工としては初代の康継が何らかの繋がりがあり
作風も良く似た作品を制作している。おそらくこの作品には南蛮鉄
が使用されていたと考えられ康継と良く似であるた地金となる。

拵:
鍔:円形の鉄鍔に菊の花を模して透かし彫りをほどこす。江戸時代中期頃
縁頭:赤銅魚子地に聞くの花を高彫し金で色絵をほどこす
鞘:黒石目地と上部には貝を薄く霧貼り付けた見事な鞘です。
目貫:人物を高彫し金で色絵をほどこす。

葵美術より一言:初代山和大掾藤原正則の刀です。姿形がよくいかにも慶長新刀の体配
をしております。 越前の出身で康継との交流があったと考えられ地金に南蛮鉄をしたと考えられる地金となります。 刃文は直刃にのたれが交じ
り小足が盛んに働き沈みごころの地金となりいかにも切れ味の良い作品となります。
拵えも出来がよく鞘は黒石目地に上部は貝殻を薄く入れた見事な
作品で縁頭目抜きも評価のできる作品です。 是非お勧めしたい作品です。

時代背景: 江戸時代となりやや落ち着きを取り戻した時代背景ですが戦国時代の雰囲気を色濃く残る時代。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:
全身押し形


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2020/11/13 (金) 14:45

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