AS20396-刀:東奥会津藩臣三善長道

説明

刀:白鞘入り(保存刀剣)

銘: 東奥会津藩臣三善長道
文政十一戌子年二月日
北越於新発田古刀鍛四方詰造之
鍔切新発田藩臣泉信順依好造之
下坂為直副見之

新新刀:中上作:陸奥
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 東奥会津藩臣三善長道 としては上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:素銅地一重
刃長:84.4センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:2個
元幅:3.29センチ
先幅:1.98センチ
重ね:0.83センチ
刀身重量:940 グラム
時代:江戸時代後期 文政つちのえね(1826年)
体配:84.4cmと長寸で身幅、重ねしっかりとした作品で
反りやや深く付き鋒が伸びた作品
地鉄:小板目肌よく練れて地沸が付き綺麗な地金となり
一部鍛えに跡が見て取れる。
刃紋:沸出来直刃に小互の目乱が匂い口柔らかく
刃区近辺から先にかけて連なり帽子、丸く返る。
古刀である備前吉井を思わせる。

特徴:三善長道は会津藩の藩工で絶大な人気を誇った刀工で初代は寛文で その後9代まで続く刀工群です。
本作はその七代に当たり六代長道の甥で六代政長同人で権蔵
と称し天保3年3月29日没(1832)。

葵美術より一言:奥州の東会津藩の侍の 三善長道は 文政 戌子年(1826
年)2月北越にある
新発田で古刀の 四方詰でこの刀を鍛えた。 鍔切とはおそらく鍔を試して切れ味が良
かった
という事で鍔切という号をつけたと考えられます。下坂為直副見之とは、いろいろな解
釈が出来そうですが….
新発田藩に侍泉信順に刀剣制作依頼で上手に制作されたという意味であろうと考えます
またこの刀は長寸(84.4cm) で生刃が残っております。
おそらくあまりにも長かった為、実戦では使用されず
のまま保存されてきた作品と考えます。 いずれにせよ本作の三善長道の資料としては
大変貴重な作品です。刃文は古吉井を思わせる匂口の深い丸みを帯びた小互の目はなかなか風情があります。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2020/11/12 (木) 10:27

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