AS19084-刀:浄雲斎羽山円真造之

説明

刀:白鞘入り、拵え付き
銘:浄雲斎羽山円真造之
明治四十五年一月吉日 干時年67

新々刀:中上作:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は浄雲斎羽山円真造之としては上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金色絵一重はばき
刃長: 2尺3寸2分(70.3センチ)
反り: 4分5厘 (1.36センチ)
目釘穴: 1個
元幅: 3.07 センチ
先幅:1.98 センチ
重ね: 0.69センチ
刀身重量: 680 グラム
時代:明治
体配:身幅が広く重ね厚く生刃を残し
切先が伸びる体配の良い姿をした作品。
茎の形状は雉子股形、銘は佩表に切られており
彼独特の古作写しで、裏には恐らく彼の制作年齢と
考えられる67と切られている。
地鉄:小板目肌が良く詰んで無地肌となる。
刃紋:錵出来直刃明るく冴える

特徴:羽山円真の本名は鈴木正覚と称し弘化2年に生まれる。 三河国1869年(明治2)版籍奉還の際,豊橋藩と改称
その豊橋藩の藩士は江戸に移住し鈴木正雄に弟子入りした。
独立後は当時から切れ味の優れた作品が求められ
スウェーデン鋼などを混ぜて制作する方法が考えられ
とくに羽山円真はその筆頭であったと言われている。
和鉄と異なり失敗のない洋鉄は鋭い固さがあり、
当時注目され多くの人々に歓迎された。
大正9年2月 14日72歳で他界した。裏に刻まれた示時とも読め
恐らく彼がこの作品を制作した年代67歳の年齢であると考えられます。羽山円真は江戸時代末期には著名な人物に刀を制作しており
その後廃刀令によって刀剣の制作が禁じられ
廃業の憂き目を経た後に再び刀剣制作で
活躍する事が出来た刀工で月山貞一、宮本包則と並び称される刀工といえます。

拵:陸軍軍刀拵え

葵美術より一言:明治になり政府は武器の保有を禁じ日本刀の制作も禁止したがやがて強大な軍隊を持つ 必要に迫られ日本刀の保持や制作を許可する様になっていきました。当時軍人の中には西洋の進んだ文化を受け入れる姿勢が強く日本刀においてもスエーデン鋼に注目しその鉄と和鉄を混ぜたりして切れ味の優れた作品を制作する様になった。 この切れ味の良さに羽山円真が注目して制作し数多くの作品が制作されたと言われております。 直刃出来が圧倒的に多く、互の目乱れに丁字を入れた作品も制作しております。 地金が実に奇麗で無地肌と成ります。

保証:保存刀剣 
(保存刀剣に合格しなかった場合は即金でお買い戻しを致します)
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2020/11/07 (土) 10:38

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