AS20388-脇差:粟田口源広綱作

説明

脇差:白鞘入り (保存刀剣)

銘: 粟田口源広綱作 (摂州住藤原長綱 同人)
以南蛮鉄造之

新刀:上作:業物:摂津
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 粟田口源広綱作としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着二重
刃長:46.5センチ
反り:1.6センチ
目釘穴: 1個
元幅:3.41センチ
先幅:2.63センチ
重ね:0.75センチ
刀身重量:645 グラム
時代:江戸時代 延宝の頃
体配:身幅が3.41cmと広く重ね厚くがっしりとした作品で
反りが深く大鋒となる。
地鉄:板目肌よく錬れて肌立ち地沸が付き細かな地景が入り肌目がよく見て取れる。
刃紋:刃区より直刃、その先互の目乱れて変化のある刃紋となる。
刃中に砂流、金筋が働く。 帽子丸くたるみごころに小丸に返る。

特徴:広綱はのちに長綱と称し、
忠綱の門人となり聾であった為に聾長綱と自ら称した。
本作は身幅が3.41cmと広くがっしりとした作品で
肉置きもよくハマグリの表面を思わせる健全な 作品です。

葵美術より一言:まず驚かされるのは肉置きの良い
がっしりとした体配で重量が645グラムと健全な作品といえます。
広綱はその後長綱と名前を変えて
やがて忠綱の門人となり有名な刀工として活躍をする。
聾であった為に聾長綱と称し茎にもその事を記す作品もある。
本作は彼が精魂を込めて制作した痕跡が窺える無疵、
無欠点の佳作です。是非お勧めしたい作品です。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書
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2020/11/04 (水) 10:14

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