AS18162 刀:肥前国住近江大掾藤原忠広

説明

ご注文番号:AS18162

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)

銘:肥前国住近江大掾藤原忠広

新刀:上々作:大業物:肥前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 肥前国住近江大掾藤原忠広 としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重
刃長: 73.2センチ
反り: 1.9センチ
目釘穴: 1 個
元幅: 2.98 センチ
先幅: 2.33 センチ
重ね: 0.57センチ
刀身重量: 630グラム
時代:江戸時代寛永の頃
体配:身幅、重ね尋常で表裏に棒樋を彫り
反りが深くつき鋒がのびた体配の良い刀です。
地鉄:小板目肌よく詰んで地沸がつき綺麗な
肥前刀独特の小糠肌となる。
刃紋:沸出来、匂口やや深くのたれが続き小足が入る

特徴:近江大掾藤原忠広は初代忠吉の子で作刀技術を学び
寛永9年に父が亡くなって以来二代を引き続く。
初代忠吉は多くの弟子の恵まれその後二代が家督を相続しその後も
弟子が彼を助けてその後の繁栄盤石なものへと確立していった。
永十八年七月に近江大掾を受領し60年間という長期にわたり昨刀を続けた。
作刀数はかなりの数に上るが、上々作である二代忠広は愛刀家の多くが好み、
その人気が良くうかがえる。元禄6年81歳で亡くなる。
弟子には3代陸奥大掾忠吉、播磨大掾忠国、河内大掾正広、出羽守行広等キラ星の如く
囲まれ更に鍋島藩の庇護の元に阿蘭陀鉄を独占した事で、
独特の肥前地金を獲得し他に地金の流出を禁止する事で
独特な地金を獲得し続けたと考えられます。

拵:
鍔:円形の鉄鍔に表には波を裏には雲を高彫する。 銘 長州萩住河治共恒
縁頭:赤銅地に龍と波を高彫し金で色絵をほどこす
鞘:黒呂色鞘
目貫:龍を高彫し金で色絵をほどこす。

葵美術より一言:多作家と知られた近江大掾藤原忠広は長命であった事と多くの弟子に恵まれた事で数多くの作品を残しております。
作刀数のほとんどが直刃できが多く乱刃は極端に少ない
本作は、のたれ刃に小足が入る作品です。
拵えは真面目な作品で鍔は長州萩住河治共恒
縁頭は無名ながら素晴らしい作品です。 是非お勧めしたい作品です。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

終了したオークション

入札がなかったため、オークションの期限が切れました

商品カテゴリー: ,

入札履歴

このオークションは終了しました。

入札がなかったため、オークションの期限が切れました
オークション開始
2020/11/03 (火) 15:37

※ = 自動入札