AS20397 刀: 無銘(伝近景)(第49回重要刀剣)

説明

ご注文番号:AS20397
刀:白鞘入り(第49回重要刀剣)

銘: 無銘(伝近景)

中古刀:上々作:良業物:備前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 無銘(伝近景) としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重
刃長:64.7 センチ
反り: 1.3 センチ
目釘穴:1 個
元幅: 2.8センチ
先幅: 1.79センチ
重ね: 0.54 センチ
刀身重量: 570 グラム
時代:鎌倉時代末期
体配:大擦上無名で身幅、重ね尋常な反りが深くつき
表裏に棒樋と添樋を彫る。
地鉄:小板目肌に小杢目肌よく詰んで地沸が微塵に付き、
細かな地景が入り映りがよく現れ、精良な地金となる。
刃紋:沸出来頭の揃った丁子乱れが匂口深く足よく働き、
刃中細かな砂流、金筋が働く。
帽子丸くのたれて三作風に焼き詰となる。

特徴:近景は長光の門人として伝えられ、
作刀は鎌倉時代末期から南北朝時代初期に活躍する。
景光とはほぼ同年代で少し後輩と見られている。
景光と近景は同調の銘振のものがある所から
両者の関係は極めて密接であったと推察されるものの
帽子の先が尖りごころとなるものがあって、
この工の個性を窺う事ができる。

葵美術より一言:この刀は小板目肌に杢目が混じり
総じてつんだ鍛えに地沸が細かに付き、乱れ映りが立ち
刃文は丁子に頭の丸い互の目、角互の目、尖刃等が混じり、
足、刃盛に入り匂勝ちに小沸が付くなど
作柄で地刃の出来口より近景の極めが最も妥当と思われ
初伝は首肯しうるものである。
同行極めとしては小板目が総じて摘んだ鍛えで
刃文は丁子が目立って華やかで刃中にも
足、葉が盛んに働いた作域を見せており出来が優れている。
重要刀剣図譜より
まさに備前長光を筆頭として景光、近景、真長
などの弟子が続く。 本作は珍しく互の目、丁子
乱れで是非この名作をお勧めいたします。 ご家庭
の宝物としてご購入ください。

第49回重要刀剣
葵美術評価鑑定書:全身押し形


落札価格:¥2,250,000

商品カテゴリー: ,

入札履歴

このオークションは終了しました。

最高入札者 : r.naruse.naruse

r.naruse.naruse
2020/12/22 (火) 10:18
¥2,250,000
オークション開始
2020/12/15 (火) 10:25

※ = 自動入札