AS20412-刀:備前介藤原宗次

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)

銘:備前介藤原宗次         
文久二年八月日 

新々刀:上々作:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は備前介藤原宗次としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み

ハバキ:金着一重
刃長:2尺3寸4分(71.06センチ)
反り:5分5厘 (1.07センチ)
目釘穴:2内1銀埋個
元幅:3.09センチ
先幅:2.422センチ
重ね:0.77センチ
時代:江戸時代末期文久 1862年
体配:身幅が広く重ね厚く反りが適度に付き
切先が延びて体配の良い作品。
表裏に棒樋を彫る。
地鉄小板目肌が良く詰んで地錵が付き
綺麗な澄んだ地鉄となる
刃紋:錵出来尖り互の目乱れが続き切先乱れ込む。

特徴:備前介藤原宗次は備前介藤原宗次(固山宗次)は
陸奥白河に固山宗平の三男として出生、宗兵衛と称した
更に白河松平家の抱工として作刀し藩主に従い桑名に移住する。
天保二年に江戸に出て鍛刀する。当時からかなり有名であったと考えられ
弘化2年に備前介を受領する。
当時から彼に刀を注文する武士はかなりあったと言われている。
宗次の作品はどれもが欠点のない出来が多く高技量の持ち主であった事が伺える。

葵美術:本作の宗次は珍しく尖り互の目乱れの作品で
室町時代の兼元を写した作品と考えられます。
地金が澄んだ美しい地金に丸みを帯びた三本杉で
不揃いな三本杉は二代兼元の特徴であり良く写しております。  
宗次はまず欠点のない作品を制作し、
幕末の刀工の中で最も丁寧に制作した刀工であると言われております。
本作も瑕欠点の無い素晴らしい作品です。 是非御薦めしたい作品です。

特別保存刀剣鑑定書  
葵美術評価鑑定書:全身押し形



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2020/10/23 (金) 09:56

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