AS20342-刀:肥前国住近江大掾藤原忠広

説明

ご注文番号:AS20342
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:肥前国住近江大掾藤原忠広

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 肥前国住近江大掾藤原忠広としては最上作にランクされる作品です。
新刀:上々作:大業物:肥前
研磨済み 最上研磨
はばき:金着せ二重
刃長: 76.0 センチ
反り: 1.1 センチ
目釘穴:1 個
元幅: 3.1 センチ
先幅: 1.99 センチ
重ね:0.7 センチ
刀身重量: 755 グラム
時代:江戸時代寛永の頃
体配:長寸で身幅があり重ねしっかりと反りやや浅く
切先が延びた寛永の体配をした刀
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地錵が良く付き
奇麗な肥前独特の小糠肌となる。
刃紋:錵出来、匂口の深い直刃に柔らかく足が入る。

特徴::近江大掾藤原忠広は初代忠吉の子で作刀技術を学び
寛永9年に父が亡くなって以来二代を引き続く。 
初代忠吉は多くの弟子の恵まれその後二代が家督を相続しその後も
弟子が彼を助けてその後の繁栄盤石なものへと確立していった。
永十八年七月に近江大掾を受領し60年間という長期にわたり昨刀を続けた。
作刀数はかなりの数に上るが、上々作である二代忠広は愛刀家の多くが好み、
その人気が良くうかがえる。元禄6年81歳で亡くなる。
弟子には3代陸奥大掾忠吉、播磨大掾忠国、河内大掾正広、出羽守行広等キラ星の如く
囲まれ更に鍋島藩の庇護の元に阿蘭陀鉄を独占した事で、
独特の肥前地金を獲得し他に地金の流出を禁止する事で
独特な地金を獲得し続けたと考えられます。

拵:
鍔:木瓜形の鍔に鳥の図を高彫りし金、素銅、赤銅で色絵をほどこす。
縁頭:赤銅地に波の図を高彫りし金で色絵をほどこす。大森秀秀(花押)
鞘:黒呂色鞘
目貫:赤銅地に孔雀の図を高彫りし金で色絵をほどこす。

葵美術より一言:本作は近江大掾藤原忠広としては
地刃の出来が良く瑕欠点のない作品です。 
大業物としてランクされた名品を是非お求め下さい。 特に地金の良さと体配の優美さは
美しく鎌倉時代の延寿を彷彿とさせます。

 特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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オークション開始
2020/10/18 (日) 12:07

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