AS20326-刀:正国六十三代孫波平住大和守平朝臣行安

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:正国六十三代孫波平住大和守平朝臣行安
慶應二年寅八月

鞘書:正国六十三代孫波平住大和守平朝臣行安 慶應二年寅八月
刃長二尺四寸五分半 始祖正国以来千余年本願鍛冶の最古を喧伝する波平刀工の○○

刀工辞典:新々刀:中上作:薩摩 
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 上々作 としてはにランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着二重
刃長:74.3センチ
反り:1.6 センチ
目釘穴:1個
元幅:3.59 センチ
先幅:2.45 センチ
重ね:0.8 センチ
刀身重量:1005 グラム
時代:江戸時代末期
体配:身幅が3.59cmと広く重ね厚く反りやや深く付き
切先が尋常な豪壮な刀で表裏に棒樋を彫る。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地錵が良く付き
細かな地景が入り柔らかな餅を思わせる地鉄に淡い映りを見てとれる。
地景が所々現れ品格のある地鉄と言えます。
刃紋:錵出来直刃に小乱れが交じり帽子丸く返る、

特徴:大和守平朝臣行安は波平家62代安利の跡を継ぐ勘之丞と称し
後に行安となる。その作は嘉永より明治初めに至る。 
特徴としては鑢目が檜垣となり一平安代に似る。

拵:
鍔:6角形の鉄鍔に周りの耳や縁を真鍮で文様を象眼をほどこす。
縁頭:鐺:真鍮地の魚子地を施しはなの図柄を彫る
鞘:黒地に朱を入れる
目貫:真鍮地でナマズの図柄を描く
柄糸:皮製

葵美術より一言:大和守平朝臣行安は健全な作品が多く直刃出来を得意とする。 
一般的に薩摩の刀工はがっしりとした作品が多く本作も同様であり又地金が柔らかく
餅を見る様な雰囲気で更に細かな地景が良く働き品格が有ります。
戦時中は海軍の軍人が験を担ぐ為波が常に平である様にと
この波平一派を好んで購入し戦地に赴いたと言われております。 
長さのある刀で身幅が広く重ねのあるがっしりとした作品で
地金が実に良く練れて餅を思わせる精良な地金となり
堂々として肉置きの良い作品です。拵えは長崎と思われる鉄鍔に真鍮で花の文様を象眼した拵えです。  
お値段も御手頃で是非お薦め致します。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形



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2020/10/10 (土) 11:28

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