AS20222-刀:無銘(法華三郎信房)

説明

刀:拵え入り
銘:無銘(法華三郎信房) 

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金色絵二重はばき。
刃長: 62.8センチ
反り: 1.5センチ
目釘穴: 1個
元幅: 3.12センチ
先幅: 2.9センチ
重ね: 0.75センチ
刀身重量:840グラム
時代:戦時中
体配:身幅が広く重ね厚く反り適度に付き
切先が延びた体配の作品です。
地鉄:小板目肌良く練れて地錵が良く付きが付く
刃紋:錵出来小丁字に互の目乱れと逆さ丁字が交じり、
刃中長い金筋が働く帽子。丸く焼き詰風となり掃掛けとなる。

特徴:本作は七代法華三郎信房によるもので、青江風の逆丁字を
焼き、刃中に金筋が良く働き評価のあった刀工。
終戦となってほぼ刀鍛冶を八代信房に譲る。
その後八代信房は柾目の作品を主体として作刀を行う。
現在活躍中の信房は高橋氏で柾目肌を専門に作刀をし
無鑑査として活躍され、宮城県重要無形文化財に指定されるなど、
一門は大変高く評価されている。

拵:
鍔:木爪形型鉄鍔に信家を思わせる亀甲紋を彫り
透かしを入れた作品です。
縁:赤銅地 魚子仕立てに稲の図柄を高彫りし、
金色絵をほどこす。
鞘:黒と朱が混ざった鞘
目貫:赤銅地で菊の花を高彫りし、金色絵をほどこす。

葵美術より一言:法華三郎信房(七代)は本名を高橋昇平、了雲と称した宮城県の刀匠。青江風の逆丁字を焼き、刃中に金筋が良く働き出来の優れる作が多い。陸軍受命刀匠として戦時中も玉鋼を使用した伝統的な作刀を続け、五名の門人があったという。昭和十七年 現代刀匠人気番附 大関 聖代刀匠列表 貴品の上位 戦前から評価の高い刀匠であった事がうかがえる。
本作は初代の法華三郎(了雲)が戦時中に沢山の作品を残し戦後没収をおそれて多量(100振ほど)の作品を隠し戦後数十年後
にまとめて私が購入いたしました。したがってこれらの作品は見研磨だった為最近になって研磨がなされました。
初代法華三郎(了雲)の特徴が良く出ております。戦後は法華三郎は柾目が入りで来の作品と変わり無鑑査として活躍しておられます。拵えは普通で来ですがいたみは有りません。 新規に製作しております。小道具は江戸期の作品を使用。

葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2020/10/10 (土) 10:35

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