AS20381-短刀:酒井一貫斎繁政彫同作(無鑑査刀匠)

説明

短刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)

銘:酒井一貫斎繁政彫同作(無鑑査刀匠)
昭和六十三年初冬

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は酒井一貫斎繁政としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀一重
刃長:29.8センチ
反り:0.2センチ
目釘穴:1個
元幅:2.79センチ
重ね:0.71センチ
時代:現代 
体配:身幅、重ねがっしりとして刀身に表には梅と松と鶴を高彫りし
裏には竹と亀を高彫りしする。
地鉄:小板目肌よく練れて地錵が付き綺麗な地金となる
刃紋:錵出来互の目乱れに丁字乱れとなり刃中、砂流、金筋が働く
帽子:丸く先掃掛となり返る。

特徴:酒井一貫斎繁政は酒井寛と称し明治38年に生まれ、
16歳で東京の 笠間一貫斎繁継の門人となる。
昭和8年に靖国神社の境内にあった靖国鍛錬所に入会する。
昭和11年に退会し大倉 鍛錬道場に移り鍛刀する。
昭和16年には陸軍受命刀匠となる。靖国神社での鍛練期間は短く
靖国刀として残された刀は末見である。昭和56年には刀剣博物館で無鑑査となる。  
刀身彫りにも秀でており見事な彫りを残している。
無鑑査刀匠は 日本美術刀剣保存協会に於いて厳しく検査が行われ、
技量の最も優れた刀工に与えられる賞。

拵:
鍔:木瓜型赤銅鍔。
縁頭:赤銅地に箱を高彫りし金銀色絵をほどこす。
鞘:黒呂色笛巻鞘
目貫:人物図を高彫りし金銀色絵をほどこす。
小柄:魚子地に貝尽くしの図を高彫りし金銀色絵をほどこす。

葵美術より一言:酒井一貫斎繁政は無鑑査であると同時に刀身彫りの名人として名を成す刀工です。
彫りはかなり彫口が深く生き生きとした彫り口で評価されるバランスのとれた彫り口といえます。
生刃を残し健全な短刀で出来が優れた自身彫りをほどこす。 自身彫りと茎に切られている。

時代背景:1988年 昭和63年
昭和63年3月13日青函トンネルが開業する1954年1月6日起工式から
24年の歳月と7000億円の費用を投じた(開業時)。

葵美術評価鑑定書
保存刀剣鑑定書
全身押し形


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2020/10/07 (水) 10:45

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