AS15500 刀: 水心子正次(特別保存刀剣)

説明

刀: 白鞘入り(特別保存刀剣)
銘: 水心子正次(花押) 安政二二年十二月吉日

新々刀:上作:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は水心子正次としては上々作にランクされます。

はばき:銀二重
登録証番号:東京119694
交付年月日:昭和39年4月16日

刃長:76.0cm
反り:1.2cm
目釘穴:1個
元幅:3.4セcm
先幅:2.39cm
重ね:0.74cm
時代:江戸時代末期

体配:身幅3.4cm広く重ね厚くがっしりとし長寸の刀で、表裏に棒樋を彫る。
地鉄:小板目肌良く詰んで地錵が付き綺麗な地金となる。
刃紋:錵出来互の目乱れとなり二重刃が混じり足良く働き刃中、砂流、金筋が激しく働く。帽子乱れ込んで先、丸みを帯びて返る。
特徴:水心子正次は直胤や水心子正秀に学んで二代正秀の娘婿となる。
その後3代目を継ぎ一貫して江戸で鍛刀を行っている。
銘振りは師匠の水心子正秀に似る。
万延元年三 月十一日に亡くなるが作品が少ないのは直胤の鍛刀を手伝っていたからかも知れません。
作風は直胤の渦巻き肌を思わせる作風が多く野趣に富んだ身幅の広い重ねの厚い作品が多い。
一方水心子正秀に近い備前伝をもこなしている。
本作はハバキ元と物打ち近辺から皆焼となり野趣の富んだ見事な出来で直胤風の作域を良く表している。
直胤の相州伝を見事に制作した作品で野趣に富み刃中の砂流、金筋が盛んに働く。
水心子正秀と直胤の著名な刀工から影響を受けてこれをこなした正次の技量は見事なものです。
葵美術より一言:本作は一見すると直胤そのものと思われる作品です。
地金が良く刃紋は野趣に富んだ見事な相州伝を焼き是非御薦めしたい作品です。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定:全身押し形

落札価格:¥1,750,000

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入札履歴

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最高入札者 : jmanley818

jmanley818
2024/09/27 (金) 07:46
¥1,750,000
オークション開始
2024/09/26 (木) 13:49

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