AS23763 刀: 和泉守兼重(特別保存刀剣)

説明

刀:白鞘入り(特別保存刀剣)(特別貴重刀剣)
銘: 和泉守兼重

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は和泉守兼重としては上々作にランクされます。

鎺:金着二重
刃長: 74.3cm
反り:0.9cm
目釘穴:1個
元幅:2.8cm
先幅:1.6cm
重ね:0.7cm
刀剣重量:670g

時代:江戸時代初期寛永頃
体配:重ねやや厚く、反りが浅く小鋒、元先に幅差がある。寬文新刀の体配。
地鉄: 小板目肌よくつんで地沸が微塵に厚くつき、地景が入る。
刃紋:小沸出来、広直刃基調にのたれや互の目を交え、足が入り、金筋砂流がかかる。

特徴:和泉守兼重は越前出身の刀工で、元は矢の根職人でのちに刀鍛冶に転向し、江戸で活動した。年紀銘から寛永2年頃に和泉守を受領したと考えられている。切れ味に優れ、宮本武蔵の愛刀として伝えられている。また虎徹と作風が似ることから虎徹の師匠と考えられている。大和守安定などにも似た点が見られるため、多くの刀工に影響を与えたと考えられる。
葵美術より一言: 本作は一見すると穏やかな作風だが角度をつけてみると砂流や足が現れる変化に富んだ見事な刃文の作品です。

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2024/09/01 (日) 11:01

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