AS20155-刀:兼定(三代)

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(委託品)

銘:兼定(三代)

室町時代末期:中上作:大業物:美濃
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は兼定としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:素銅地と金着せ二重はばき。
刃長:69.9センチ
反り:1.5センチ
目釘穴:2個
元幅:3.34センチ
先幅:2.4センチ
重ね:0.63 センチ
刀身重量: 730 グラム
時代:室町時代末期 大永の頃
体配:身幅が広く重ね厚くがっしりとして反りがやや深く
切先が伸びる体配の良い作品。
地鉄:小板目肌良く練れて地錵が良く付きが付き白気映りが現れる。
刃紋:錵出来、先尖った互の目乱れを焼き
中程から先にかけて大きく乱れ刃中に砂流し
金筋が入り帽子掃掛けて焼き下げて棟に所々焼きが入る。
野趣に富んだ激しい出来で刃紋に関しては
3代の最上作といって良いのではないでしょうか。

特徴:兼定は初代、二代、三代が最も有名な作品で二代は和泉守兼定と称し
兼元2代と共に美濃鍛冶の双璧と讃えられている。
本作はその三代にあたりこれほどの激しい作品は見た事がありません。

拵:
鍔:肥後鍔を思わせる鍔で近代の制作品と考えられます。
縁:赤銅地 魚子仕立てに人物の図柄を高彫りし、金色絵をほどこす。
頭:角
鞘:黒褸色鞘
目貫:素銅地で牛の図柄を高彫りし、金色絵をほどこす。

葵美術より一言:本作は3代兼定の名品で身幅が広く重ね厚く、
反りが深く付き切先が伸びた堂々とした作品です。
美濃の刀工では兼元と和泉守兼定がその双璧であり
大古の大名が欲しくても手に入れられなかったと言われております。
本作は兼定の2代を引き継ぎ3代の兼定の名品です。 茎が少しそがれているのは
拵えに刀をあわせる為に削ったと考えられ惜しまれますが、
730グラムのある身幅重ねのしっかりとした作品ですので
是非お薦めしたい一振りでございます。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2020/07/16 (木) 11:18

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