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オークション開始
2023/11/18 (土) 11:46 |
※ = 自動入札
短刀:白鞘入り、拵え付き(第36回重要刀剣)(委託品)
銘: 国光(新藤五)
鞘書:新藤五国光 永仁
長さ八寸一分在銘
表素剣裏箸蓮花
昭和17年壬午正月ト完
本阿弥光孫
古刀:最上作:相模
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は国光(新藤五) としては最上作にランクされます。
研磨済み
鎺:金無垢台付鎺 20g
刃長:8寸1分5厘 24.7cm
反り:0cm
目釘穴:2個
元幅:2.3cm
重ね:0.5cm
刀剣重量 130 グラム
時代: 鎌倉時代中期頃
体配:国光としては身幅、重ねしっかりとした作品で表は素剣、裏には胡麻端と蓮台を彫る。生茎で差表に大振りでしっかりとした銘が切られている。
地鉄:板目肌に杢目肌が混じり沸が良くつき地景がよく入り地沸がよくつく。
刃紋:細直刃、小沸出来所々に金筋が働く。 帽子掃掛けて、焼き詰心となる。物打ち近辺には翁の髭と呼ばれる金筋が刃中と地にかかり、金筋状の筋が地景となってはっきりと見える。
特徴:本作は新刀五国光の二字在銘の短刀である。
新刀五は永仁年記のものが最も古く、その子に国広・国康・国重がいる。一説によると彼らの後に国光と銘したと言われている。
まず銘の部分がはっきりと見えるのが特徴的で、同工の得意とする直刃に金筋がよく働く。地には地景がよく入り地鉄、頗る冴える。
拵:
小柄:赤銅魚子地に三匹の獅子の図柄を高彫りし、金色絵をほどこす。
小刀:清房の作
鞘:黒呂色鞘
目貫:金無垢か金色絵をほどこした獅子の目抜き、素晴らしい作品です。
葵美術より一言:日本刀工辞典古刀編の337頁に本作品が掲載されております。金筋や地景など刃に現れた働きの多さに驚かされ飽きない魅力があります。短刀制作の1位は新刀五と粟田口吉光と言われますが、新刀五国光は相州伝の妙味を遺憾なく発揮しています。滅多に出てこない古刀最上作の短刀です。
第36回重要刀剣指定書
葵美術鑑定書
全身押し形
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