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オークション開始
2023/05/30 (火) 11:14 |
※ = 自動入札
ご注文番号:AS23124
刀:白鞘入り・拵え付き(特別保存刀剣)
銘:奥大和守平朝臣元平 寛政七卯秋
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来はとしては上作にランクされる作品です。
研磨済み
鎺:銀一重鎺
刃長:71.7センチ
反り:2.3センチ
目釘穴:1個
元幅:3.0センチ
先幅:2.1センチ
重ね:0.6センチ
刀剣重量:735グラム
体配:身幅、重ね尋常で、反り深く付き、切先がのびた体配の良い太刀。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで黒味を帯びた地鉄となる。
刃紋:沸出来匂口の深い互の目乱れ、尖互の目乱れとなり、匂口が深く、帽子長めとなる。のたれて匂口深く丸く返る。刃中、砂流、金筋が働く。
時代:江戸時代寛政7年
特徴:元平は薩摩新々刀前期を代表する刀工で、薩摩の藩工奥元直の子として延享元年(1744)に生まれた。安永六年(1777)に父を亡くし家督を相続した。鍛刀は父に学び天明五年(1785)には「薩藩臣奥元平」と銘を切ることを許された。寛政元年(1789)十二月に大和守を受領し寛政二年から「奥大和守平朝臣元平」と銘を切っている。文政九年(1826)七月に83歳で没する。門人に角元興、名古屋の青木元長などがいる。二人の弟、元武、元安も優れた刀工で元平との合作銘の作品も残している。
拵:
鍔:竪丸形の赤銅地に菊花を彫り、金色絵を施す。
縁頭:赤銅地に武者と風景を彫り、金色絵を施す。
鞘:黒呂色鞘
目貫:金無垢地に法螺貝を容彫る。
葵美術より一言:元平は偽造を防止する為に茎を薄くし茎尻の鎬筋を中心からほんの少し鎬寄りに移動させています。また元平は皮金が厚いのが特徴であり、食い込み錆びがある場合でも綺麗に研ぎ上がる傾向があります。本作に施された研磨は素晴らしく、地金の美しさが良く引き出されております。
特別保存刀剣鑑定書
甲種特別貴重小道具鑑定書(鍔)
葵美術評価鑑定書:全身押し形 鶴田文佳
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