AS23212 刀: 帝室技芸員月山貞一精錬之(特別保存刀剣)

説明

刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:帝室技芸員月山貞一精錬之
明治四十二年三月吉日                      

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は月山貞一としては上作にランクされる作品です。
研磨済み

鎺:金色絵一重鎺
刃長:61.4センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:1個
元幅:2.72センチ
先幅:1.73センチ
重ね:0.62センチ
刀剣重量:485グラム

体配:身幅がかなり広く、厚みがしっかりとした作品で、反りが深くつき切先やや伸びる。
地鉄:小板目肌よく詰んで無地風となり美しい。
刃紋:沸出来丁子乱れとなり、匂口が深く逆丁子となり青江をうつす。足、葉よく入り、匂口が柔らかく帽子丸く返る。刃中砂流、金筋が働く。

時代:明治42年
特徴:初代月山貞一は摂津の刀匠で、7歳にて月山貞吉の養子になり、修行を始めると才能を発揮し、20歳頃には綾杉肌を習得していたと言われる。廃刀令後も作刀を続け、明治26年にはシカゴ万国博覧会に刀を出品して受賞した。明治39 年に帝室技芸員に選ばれた。明治天皇の軍刀や伊勢神宮の宝刀なども製作した。大正7年84歳で没した。月山貞一の作品には嘉永3年15歳のものから没年の大正7年(1918)のものまで見られ、その生涯が作刀一筋に捧げられたことが窺える。

葵美術より一言:月山貞一は江戸時代末期の刀工として、廃刀令という苦難を経ながら作刀を続け、著名な刀工として君臨し弟子を育てた。 素晴らしい技術を持ち、相州伝、大和伝、備前伝、美濃伝、山城伝など全てをこなすほか、刀身彫りでも類のない技量を発揮していた。本作は得意の備前伝を焼き、中でも福岡一文字を狙って制作した傑作です。

特別保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形 鶴田文佳


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2023/05/21 (日) 10:07

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