AS22585 脇差: 越前守助広(二代)(保存刀剣)

説明

脇差:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)

銘:越前守助広
以地鉄研作之

新刀:最上作:大業物:摂津
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来はとしては上作にランクされる作品です。
研磨済み

鎺:銀一重
刃長:1尺8寸5分5厘(56.2センチ)
反り:4分(1.2センチ)
目釘穴:2個
元幅:3.2センチ
先幅:2.3センチ
重ね:0.72センチ
刀剣重量:630グラム

体配:身幅広く、重ね厚く、反りやや深く、切先がのびた脇差です。約3cm程の区送りと擦り上げがあるが銘の全てが全て見える状態です。
地鉄:小板目肌よく練れて地沸がつき、綺麗な大阪地鉄となる。
刃紋:沸出来互の目乱れ、足良く入り、帽子乱れこむ。刃中、砂流がかかり長い金筋が働く。

時代:江戸時代 明暦頃
特徴:
越前守助広には初代と二代がいるが、本作は二代によるもので、二代越前守助広は井上真改と並んで大阪新刀を代表する刀工である。また、助広は濤乱刃の創始者としても知られている。

拵:
鍔:赤銅魚子地に耳の周りに金を巻き10個の桐を金で色絵をほどこす。
縁頭:赤銅魚子地に龍を高彫し金で色絵をほどこす。
鞘:青貝散らし
目貫:赤銅地に植物に桐紋を高彫し金で色絵をほどこす。
小柄:赤銅魚子地に剣巻龍を高彫し金で色絵をほどこす。
笄:赤銅魚子地に剣巻龍を高彫し金で色絵をほどこす。

葵美術より一言:
たくさん残る助広の作品の中で、濤乱刃を好まれる愛刀家もいらっしゃいますが、本作は、助広が丁字乱れの刃文から濤乱刃に移行しつつある頃の作品で、彼が苦悶しながら制作に挑む姿が想像され、野趣に富んだ激
しさを感じさせます。刃中の働きが横溢で、森の朝霧の中で樹木や葉の間から差し込む陽の光を想像させます。美しい地鉄と刃文の妙が素晴らしい、優れた作品です。拵えもよくできています。

保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書:全身押し形 鶴田文佳


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2023/05/20 (土) 10:16

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