AS23032 太刀:一(吉岡一文字)(第41回重要刀剣)

説明

ご注文番号:AS23032

太刀:白鞘入り(第41回重要刀剣)

銘:一(吉岡一文字)

鞘書:第41回重要刀剣指定
備前国吉岡一文字 少し擦り上げ
一の字有銘その下の穴初穴也身幅尋常で
腰反り高く凛然たる太刀姿
を呈し淡く乱れ映りの立つ板目の肌合いの
小丁子と小互の目の混じる乱れを焼き
処に直刃調となり佩表
上部になを変化に富む景色を
見せ総じてなを穏健なる出来になを
銘字もつけ止めが強調されるなど
同派の特色を明示したる優品也
長さ二尺四寸七分弱
戌戌泰月 探山誌

中古刀:上々作:元徳:備前
葵美術正真鑑定書 重要刀剣
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は一(吉岡一文字)としては 最上作 にランクされる作品です。
研磨済み
鎺:金着二重
刃長:74.8センチ
反り:3.1センチ
目釘穴:2個
元幅:3.04センチ
先幅:1.88センチ
重ね:0.70cm
刀剣重量:785グラム
時代:鎌倉時代末期頃
体配:ほぼ初茎で茎には一文字の一を綺麗に描き助義を思わせる文字です。
身幅が広く重ね厚く反りが高く鋒がのびた堂々とした姿をしめした作品です。
地鉄:小板目肌に杢目肌が現れ地肌が良く見て取れ
肌目がはっきりと見て取れ映りがよく見て取れます。
刃紋:小沸出来丁子乱れ明るく乱れ高低に変化があり一文字独特の刃紋となる。

特徴:鎌倉時代の備前物の最も大きな流れは一文字と
長船の両派であって一文字派は以後南北朝にかけて福岡。吉岡
岩戸などの地に繁栄した。この派が一文字と呼称される所以は
茎に一の字を刻むことに因る。銘は一の字だけのもの
一の字の下に個名を添える物、単に個銘の物などがある。
吉岡一文字は福岡一文字に続い
て鎌倉時代末期に活躍した刀工軍
で一派の代表工には助光。助茂。助次、助義などがおり
作風は福岡一文字とよく似た作品
から互の目乱れとなったり小出来の作品が多い。
この太刀は相対に小模様で穏やかな乱れ刃であるが
小丁子、小互の目。小のたれなど多用の刃が混じって
変化を見せおり刃中金筋、砂流等の働きが豊富である。
つけ止めの部分が強調された一の文字が鮮明で吉岡一
文字の銘字の特徴をよくしめしており保存状態も良好であります。

葵美術より一言:茎はほとんど初茎に近く銘も極めて
よく当時の状態をよく持ち続けちる。
恐らく大名家の品物で大切に今日まで持ち続けてきた作品と言えます。
反りも深くつき鎌倉時代の体配を残し
かつての大名が誰であったのか想像するだけで楽しいではありませんか。
是非この重要刀剣をお勧めいたします。

第41回重要刀剣
葵美術評価鑑定書:全身押し形 鶴田文佳




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2023/03/25 (土) 11:27

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