AS18527 脇差:一肥州出羽守行広以阿蘭陀鉄作(初代)(保存刀剣)

説明

ご注文番号:AS18527
脇差:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)

銘:一肥州出羽守行広以阿蘭陀鉄作(初代) 

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は一肥州出羽守行広以阿蘭陀鉄作(初代) としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
登録証番号:
はばき:
刃長:54.4センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:1個
元幅:3.17センチ
先幅:2.52センチ
重ね:0.71センチ
刀身重量:630グラム
時代:江戸時代寛文の頃
体配:身幅が広く重ね厚くがっしりとした作品で表裏の棒樋を彫りそりが適度に付き切先が伸びる
地鉄:小板目はだ良く練れて地錵が良く付きが付き奇麗な小糠肌すなわち肥前地鉄となる。
刃紋:錵出来に錵の深い丁字乱れが重なり刃区から切先迄続く。仔細にみると刃中細かな砂流し金筋が働き 帽子丸く返る

特徴:行広は肥前佐賀の橋本吉信の次男で通称九郎兵衛。正保五年(1648)出羽大掾を受領し、寛文三年(1663)に出羽守に昇格後に長崎に赴き、オランダ鍛冶であった久次や種長に鍛え方法を学び、以後(以阿蘭陀鍛作)と茎に添銘を入れる。鍋島左京の抱工となり、長瀬町に住す。天和三年(1683)に六十六歳で亡くなる。本作は銘文より奉納刀であることが知られるが、長寸の大作にかかわらず、
地刃に破綻がなく出来素晴しい。

拵:
鍔:円形の鉄鍔に花びらの透かしを入れた阿 刀匠鍔 江戸時代初期
縁:鉄地に石という文字を彫り金で色絵をほどこす  頭:角
鞘:鞘に布をかぶせた変わり鞘
目貫:赤銅地で龍の図柄を高彫りし、金色絵をほどこす。

葵美術より一言当時から阿蘭陀鉄が出回りその鉄を利用して制作する刀工があった。かなり高価であったと思われ行広には裏に阿蘭陀鉄を使用して制作された事を誇っていた所がある。 何故か江戸時代寛文以降使用する刀工が少なくなったのは輸入が減ったのかは不明である。本作は行広の傑作刀で独特な刃紋を破綻なく焼き上げる。拵えもしっかりとした作品です。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


落札価格:¥450,000

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入札履歴

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最高入札者 : cobrakai

cobrakai
2023/03/26 (日) 07:48
¥450,000
オークション開始
2023/03/19 (日) 09:53

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