AS22715 刀:明治四十一年八月日/浄雲斎羽山円真造(保存刀剣)

説明

ご注文番号:AS22715
刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)

銘:明治四十一年八月日
浄雲斎羽山円真造

新新刀 中上作
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 浄雲斎羽山円真造としては 上々作 にランクされる作品です。
研磨済み
鎺:銀一重はばき
刃長:60.6センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:1個
元幅:2.52センチ
重ね:0.58センチ
刀剣重量:430グラム
時代明治41年
体配:やや身幅が狭く丸棟となり反りが適度につき横手のない作品で明治時代に指揮刀であろうと考えます。 初刃が今だにしっかりと残っております。

地鉄:小板目肌よく詰んで精良な地鉄となる。
刃紋:小沸出来匂口が深く刃紋は直刃匂口が深くつき帽子横手から鎬地から小丸に返る

特徴:羽山円真は、江戸時代弘化2年に生まれ、本名は鈴木正寛と称し江戸下谷に住んで、刀剣制作に精をだす。江戸では鈴木正雄に学び茎の雉子股形は通常とは異なった変形の茎となる。 当時日本刀を制作する場合、玉鋼を使用していたが最も進んだスウェーデン
鋼の一部を使用し、羽山円真に依頼して日本刀を制作し、切れ味を試した所抜群の切れ味であった所から羽山円真の名が轟くようになったと言われている。本作は、黒味を帯びた山城伝を思わせる見事な地鉄が素晴らしい作品であります。 遠くは清麿の薫陶を受けた作品で、お薦め出来る作品です。

拵:
鍔:縦八つ木瓜形の鉄透かし鍔(尾張風)
縁:赤銅地に花と椎茸の図柄を高彫し金で色絵をほどこす 頭:梅の木と椎茸の図柄を
高彫し金で色絵をほどこす
鞘:茶色の中に細かな黒色が混じる
目貫:赤銅地に小動物を高彫し金で色絵をほどこす

葵美術より一言:豊橋藩の藩士として 大村益次郎の刀を制作するなど当時から切れ味の良い作品を求めて制作した刀工で海外の進んだスエーデン鋼を仕様するなど切れ味の良い従来にはない鋼を仕様して制作した。地金は澄んだ地鉄で棟は丸く通常の作品よりも出来の良い 作品と言えます。おそらく製作された明治41年に製作さらた時にこの刀の拵えは同時に製作されたと考えられました。また羽山円真造の茎は独特な古刀の体配である雉腿の形態をしております。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形 鶴田文佳
※海外送料別途


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2023/03/17 (金) 10:10

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