AS22659 太刀：(貼銘)備前国和気住重則（特別保存刀剣）（委託品）

ご注文番号：AS22659
太刀：白鞘入り（特別保存刀剣）（委託品）

銘：　(貼銘)備前国和気住重則
古刀：優作：正中　備前

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は備前国和気住重則としては 上々作 にランクされる作品です。
研磨済み
鎺：金着二重
刃長：75．6センチ
反り：1.8センチ
目釘穴：1個
元幅：2.92センチ
先幅：1.79センチ
重ね：0.67センチ
刀剣重量：700グラム
時代：鎌倉時代後期1324年
体配：身幅が広く重ね厚く反りが深くつき表裏に棒樋を彫り体配の優れた作品をなしております。
地鉄：小板目肌に杢目肌が細かく混じり映りが良く現れる。
刃紋：小沸出来直刃に小足が盛んに働き明るく冴えた作品で帽子丸く先掃掛となる。

特徴：(貼銘)備前国和気住重則派は正中頃に活躍する。地鉄は詰んで景光の様に美しい作品です。

葵美術より一言：備前国和気庄住重則より4年下の嘉暦3年に重助がいる。重助と比べると重則は古さを感じさせる刀工で直刃出来に小足が盛んに働き備前長船長光系統の景光を思わせる作品です。　特別保存には貼銘と記載されております。この貼銘とは従来あった銘を擦り上げを行うために薄く取り去り、上部に上手に乗せる技術を言いますがこれほど綺麗にできるのは驚きです。是非お勧めしたい見事な作品です。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書：全身押し形 鶴田文佳