AS22601 刀:無銘(則重)(特別保存刀剣)

説明

ご注文番号:AS22601

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(拵え:特別保存刀装具)

銘:無銘(則重)

鞘書:田野辺先生
越中国佐伯則重 大擦上無銘也 細身小鋒ノ姿悠ヤ地刃ノ状ニハ古伯耆物ニ範ヲ垂レシ感アリテ
更ニ一層沸ヲ強調シ地文ヤ刃肌模様ニ絡ミテ 地景・湯走・金筋・砂流等ノ働キガ夥シク
亦烈シク織成サレ火炎状ノ帽子ト併セテ相州傳上工中同工ノ特色ヲ顕現スル優品也

中古刀:元亭:最上作
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は無銘(則重)としては 最上作にランクされる作品です。
研磨済み
鎺:金着一重
刃長:62.1センチ
反り:1.7センチ
目釘穴:4ケ内1ケ鉛埋個
元幅:2.47センチ
先幅:1.64センチ
重ね:0.49センチ
時代 鎌倉時代延慶の頃1308年の頃
体配やや小振の作品で反りが深くつき切先がややのび、
体配の綺麗な作品である。
地鉄:板目肌良く練れて地景が激しく入り肌目がよく見て取れる
刃紋:匂口が深く煙る様となり匂口に深い直刃調となり刃中。砂流、金筋が盛んに働く。帽子は乱れ込んで先掃掛、火炎風となる。

特徴:鎌倉五郎入道正宗の弟子手義弘の親と言われている。
(古今銘尽し)等江戸期の本では則重は正宗10哲にあげられているが太刀や短刀の姿形及び
正和や元応の製作年紀があることなどからすれば室町時代に刀剣書に述べられている新藤五国光門下説を
認めるのが妥当とされと思われ正宗とは相弟子と見るべきであろう、則重の作風は相州上工最も正宗に近似するが
彼は正宗以上に沸の変化を露に表現した物が多く鍛えは一段と大模様に肌たち松皮肌と称される同行特有の個性溢れる肌合いを見せるところに特色がある。

拵:金沃懸地貝海松蒔絵毛抜太刀拵(特別保存刀装具)
総金具:波海松図 無銘
鍔:どっしりとした太刀鍔で大切羽2枚 海松波図 無銘
柄:海松波毛抜形図惣金地着
目貫:海松図

葵美術より一言:この刀はやや細めながら反りに深い中切先も鍛えに板目肌杢目肌を入れて
大模様の肌合いを呈して肌立ち地沸を深く敷いて松皮肌の刃紋となり匂い深く同行特有の個性溢れる金筋、
砂流棟がよく働きそれが肌合いに絡む態や古伝書(鉄こしらえの上手で肌が一体だけではなく砂流の上手とある)則重の刃紋は正宗と
同様に伯耆の安綱や古備前ものを参考にしたところが窺われ一種の古色ががあります。
この作品が地刃に則重の特徴がよくでており鎬地にも同様板目、杢目肌がよく現れている。
特にこの作品は肌目が素晴らしく刃中の金筋、が素晴らしい。拵えは江戸時代末期に製作された作品で
金沃懸地貝海松蒔絵毛抜太刀拵さらに刀は則重の見事な作品です。是非お勧めしたい作品です。

特別保存刀剣鑑定書
拵え:特別保存刀装具鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形 鶴田文佳




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2023/03/10 (金) 15:59

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