AS22624 刀:薩州住正清(第67回重要刀剣)

説明

ご注文番号:AS22624
刀:白鞘入り、拵え付き(第67回重要刀剣)

銘:薩州住正清
新刀:上々作:薩摩
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は薩州住正清としては上作にランクされる作品です。
研磨済み
鎺:金着二重
刃長:77.0センチ
反り:1.5センチ
目釘穴:1個
元幅:3.29センチ
先幅:2.24センチ
重ね:0.74センチ
刀剣重量:930グラム
時代:江戸時代 亨保頃
体配:身幅が広く重ね厚く長さもある
地鉄:小板目肌良く練れて地沸がつき美しい地鉄となる。
刃紋:沸出来互の目乱れ相州伝風となり刃中、砂流、金筋が盛んに働く、帽子、掃掛となる。

特徴:藩命により丸田宗左衛門正房の門に入る。菅原清右衛門/覚大夫と称した。初銘は清盈(きよみつ)。亨保4年11月、8代将軍吉宗公の命により時の老中久世大和守重之は江戸詰大名を呼び出し、各藩の内作工名簿を提出する様命じた。当時古刀を尊ぶ者が多く、新刀を好む者が少なかったため、これを憂えた徳川家が新刀を愛好物として盛り上げようとしたためである。全国各藩から270工が報告され、薩摩藩からは17名の名が上がった。 翌年亨保5年3月久世大和守は再び江戸詰め各藩を呼び出して、腕の立つ刀工たちに1振ずつ刀を納めるように命じた。この幕命により各藩から合わせて40振りの上作が提出された。御腰物奉行や本阿弥三郎兵衞(光忠)等が集まって作品を検分した結果、安代・筑前重包の作品が傑出しているとされた。同5年9月、老中戸田山城守忠真は島津、黒田の江戸詰を呼び出し、将軍御用の旨を伝えた。そして亨保6年正月、主水正(もんどのしょう)正清と一平安代が抜擢され、吉宗公の佩刀を鍛えた。またその功によって一葉葵を切ることを許された。
同亨保6年6月13日、京都に於いて主水正に任ぜられた。亨保15年6月6日に61歳で亡くなる。 一般刀工と比べて彼の作刀数はすこぶる少ない故に価値が高い。

拵:
鍔:円形の鉄鍔に紋様を彫る。耳を立ち上げる。 銘:山代国住梅忠宗武
縁頭:鉄地に弓矢を高彫り金色絵をほどこす
鞘:焦茶色石目地鞘
目貫:弓矢を容彫る。

葵美術より一言:地鉄には地沸がつき綺麗な地鉄となる。一平安代、主水正清は薩摩刀としては最も著名な抜群の作品であったと言われ、長さも十分な作品で拵えもきちんとした作品です、 柄糸は皮で巻いております。滅多に出てこない薩州住正清九州薩摩の重要刀剣の作品です。 長さも77cmと長く、極めて素晴らしい作品で、拵えも堂々としております。是非お勧めしたい作品です。

第67回重要刀剣
葵美術評価鑑定書:全身押し形 鶴田文佳




終了したオークション

入札がなかったため、オークションの期限が切れました

商品カテゴリー: ,

入札履歴

このオークションは終了しました。

入札がなかったため、オークションの期限が切れました
オークション開始
2023/01/19 (木) 09:39

※ = 自動入札