AS22551 刀:無銘(長船清光)(保存刀剣)

説明

ご注文番号:AS22551

刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)

銘:無銘(長船清光)

鞘書:備前国長船五郎左衛門尉清光 天文四年二月日
刃長二尺二寸七分有之
昭和丙子新春 桐庵 誌

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(長船清光)としては 上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:素銅二重
刃長:68.2センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:1 個
元幅:3.05センチ
先幅:2.3センチ
重ね:0.7 センチ
刀身重量:700 グラム
時代:室町時代永禄の頃
体配:身幅がやや広く重ね厚く
表裏に棒樋を彫り反りが深く付き切先が伸びる。
体配の良い作品です。
地鉄:小杢目肌実に良く練れて地錵が良く付き映りが良く現れる。
見事な地鉄で羊羹を切った精良な地金が思い出される。
刃紋:小錵出来直刃で匂口の深い部分と
締まり心の部分とが混ざり合い帽子丸く先尖りご頃に返る。

特徴:室町時代は播磨、美作、備前三国の守護大名赤松氏の庇護の元、
備前鍛冶繁栄の時代で多くの刀工を輩出した。この時代は全国的に相次いだ戦乱により
刀剣の需要は増大し、加えて国内のみならず対明貿易の商品としても多数の刀剣が作刀された。
備前の長船派は光忠(建長 1249年頃)を事実上の祖とする一派で、
清光は室町時代中期から末期にかけて同銘が多く存在する刀工で、天文頃の五郎左衛門尉、
永禄頃の孫右衛門尉は殊に著名である。

拵:半太刀拵(※下緒の色が画像と異なります)
鍔:円形の鉄鍔に文様を彫る
縁頭:鉄地に金で点を金で入れる
鞘:根来を思わせる黒に赤の図柄をいれ上部はは印籠刻み
目貫:真鍮地で龍の図柄を彫る

葵美術より一言: 本作の清光は地金が良く孫右衛門を思わせる精良な地金で
映りが現れ段映り風となり俗名入りの奇麗な地鉄となります。 
表にはかすかに銘が見てとれるが詳細は不明であります。
いずれにせよ精良な地金に鮮明な映りが現れ、永禄頃の優美な体配の清光であります。
拵えは華美ではなく地味な作品と言えます
鑑賞用にお薦め致します。 地金が良く、映りが現れ直刃出来の素晴らしい作品です。
私見ではこの作品は俗名打ちの作品に匹敵すると考えられます。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


落札価格:¥450,000

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入札履歴

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最高入札者 : 由山

由山
2022/11/30 (水) 08:40
¥450,000
オークション開始
2022/11/23 (水) 13:27

※ = 自動入札