AS22335 刀:薩州住正良(特別保存刀剣)

説明

ご注文番号:AS22335

刀:白鞘入り(特別保存刀剣)

銘:薩州住正良
安永八年亥四月

鞘書:薩州住正良 安永八年亥四月有 
傑出の一  刃長二尺四寸六分有し
昭和丙牛年  (ひのえうま)年初夏吉日 寒山誌
                   
新々刀:上々作:薩摩
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は薩州住正良としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
鎺:金着二重
刃長:75.1センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:1個
元幅:3.38センチ
先幅:2.29センチ
重ね:0.76センチ
刀剣重量:900グラム
時代:江戸時代安永8年4月 1780年
体配:身幅が広く重ね厚く切先の伸びた反りの深い切先の伸びた体配の良い作品です。
地鉄:小板目肌良く練れて地沸が付き綺麗な地鉄となる
刃紋:沸出来匂口の深い互の目乱れ、二重刃となり足よく働き、
刃中に砂流・金筋が働く。帽子は乱れ込み掃掛となり、片面は二重刃となる。

特徴:本作の薩州住正良は伯耆守平朝臣正幸と銘を変える。 
正近の門人で宝暦頃から作品があり寛政元年
伯耆守を受領と共に正幸と改める。享保十八年に生まれ、
文政元年に86歳で没する。刀剣鍛錬技術の本を執筆
するなど刀工教育にも貢献した刀工で、銘の切り方も非常に見事である。
本作の茎は鑢目がよく見えておりとても健全な作品と言えます。

葵美術より一言:薩州住正良は鹿児島の元平と共に九州鹿児島県では最も高い評価を受け、
二人を双璧と称する声も多い。長寸で反りが深く健全で優れた作品と言えます。
元平、薩州住正良(伯耆守平朝臣正幸)は自分達の作品を贋作にされるのを防ぐため、
茎に線を真ん中からずらす様に製作したり茎を出来るだけ薄くしたりしたと言われております。
事実、これらの刀工は左文字や志津に化けているものも多く、特に樋のある作品には注意が必要だと言われています。
本作は地景が良く働き直江志津あたりに見える相州伝の作品です。

葵美術正真鑑定書   
特別保存刀剣
全身押し形 鶴田文佳



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2022/11/18 (金) 11:58

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