AS22239 刀:和泉守藤原兼重(第61回重要刀剣)

説明

ご注文番号:AS22239
刀:白鞘入り (第61回重要刀剣)

銘:和泉守藤原兼重

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は和泉守藤原兼重としては最上作にランクされる作品です。
上研磨済み
はばき:金着一重
刃長:70.3センチ
反り:1.7センチ
目釘穴:1個
元幅:3.13センチ
先幅:2.28センチ
重ね:0.67センチ
時代:江戸時代寛文の頃 (1661~)
体配:身幅が広く重ねやや厚く反り深く切先が延び、肉置きが良い。
地鉄:小板目肌よく練れて地錵が付き綺麗な澄んだ地金となる。
刃紋:錵出来直刃出来に匂口深々と付きのたれ刃が混じり相州行光を思わせる出来で帽子同様に匂口深く刃縁が柔らかい。

特徴:和泉守藤原兼重は越前の刀工で、辻助右衛門と称し、当初は矢の根鍛冶から刀鍛冶に転向し、和泉大掾を受領したのち和泉守と銘を入れるようになった。藤堂和泉守に仕えたとされている。和泉守兼重が藤堂家のお抱え刀工になる際に宮本武蔵の口添えがあったと伝わっている。宮本武蔵の自作拵えとして名高い「武蔵拵え」の中身は、2尺7寸5分の和泉守藤原兼重銘の刀である。武蔵の形見分けの際、大小を養子の宮本伊織に贈ったが、大刀は肥後に返され戦前まで熊本に所在していたというが、現在は行方不明となっている。
和泉守藤原兼重は虎徹の師とも云われ、作風が良く似ている。
本作は地金が良く詰んで美しく、刃紋も明るく匂口が深い太直刃出来となり砂流、金筋が働くなど素晴らしい出来をした作品です。
虎徹、助広、真改、重国、更に下がって元平、正幸、行秀と、多くの刀工がこの匂口の深い刃縁の柔らかな作品を目的として挑戦してゆきました。
出来の良い作品ですので是非お薦めしたい作品です。

第61回重要刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形




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2022/08/16 (火) 10:14

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