AS20417-刀: 源盛吉(無鑑査刀匠)

説明

刀: 白鞘入り(特別保存刀剣)

銘: 奉祝 源盛吉 平成二年十一月十二日
         
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は源盛吉としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み

はばき: 銀一重
刃長: 79.2センチ
反り: 2.3センチ
目釘穴: 1個
元幅: 3.48センチ
先幅: 2.81センチ
重ね: 0.69センチ
刀身重量: 1,100 グラム
時代: 現代
体配: 身幅広く、重ね厚く、反り深く、鋒ののびた豪壮な作品。
地鉄: 小板目肌よく練れて地沸が付き綺麗な地鉄となる。
刃紋: 沸出来互の目乱れに丁子乱れが混じり、足よく働き刃中、金筋が働く。
帽子: 乱れ込んで先、小丸となり返る。

特徴: 源盛吉(本名松吉)は大正九年(1920)生まれの熊本県八代市の刀匠で、昭和9年(1934)に金剛兵衛盛高靖博に入門。
さらに盛高氏が八代に迎えた延寿太郎宣繁に学ぶ。
昭和十六年(1941)に師盛高靖博より「延寿宣次源盛吉を受名。
昭和二十七年(1952)栗原彦三郎の呼びかけに応じ、サンンフランシスコ講和条約の締結を記念して製作された300振の一部を製作した。
昭和二十九年(1954)に作刀承認を受ける。
第一回作刀技術発表会から連続出品。昭和五十三~五十四年(1978~1979)頃に源清麿写で名声を高めた。
昭和六十年(1985)には無鑑査刀匠となった。
迫力の有る相州伝の傑作を残し、平成二年(1990)に七十歳で没した。

葵美術より一言: 谷川盛吉は相州備前伝を制作し続け、無鑑査として数々の名作を残した。おそらく自家製鉄で制作した痕跡があり、独特の地鉄が見られる。
惜しむらくは人間国宝になれませんでしたが、それに値する良い刀工でした。
本作は新新刀の最も著名な清麿を写した作品です。是非この素晴らしい作品をお求めください。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2022/08/13 (土) 11:04

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