AS19505-刀:瑞泉堀井俊秀

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)
銘:瑞泉堀井俊秀
昭和十二年丁丑八月吉日
(ひのとうし 1937年) 

昭和刀:
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は瑞泉堀井俊秀としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
ハバキ:純度は低いが金無垢二重刃はばきの可能性があります
刃長:68.6 センチ
反り:1.9センチ
目釘穴:1 個
元幅:3.19センチ
先幅:1.98センチ
重ね:0.69センチ
刀身重量:700グラム
時代:昭和12年(1937年)
体配:身幅が広め重ねやや厚く反りが深めに付き切先がやや延びて生刃が大きく残る健全な作品です。
地鉄:板目肌よく練れて地錵が月地景が良く働き精良な地金が良く見て取れる肌物といわれる作品。
鎬地:板目肌に柾目が働く
刃紋:小錵出来、丁字乱れ足長く働き小丁字が交り刃中に砂流、金筋が盛んに働く。
物打ち近辺には更に良く働き帽子は乱れ込む

特徴:大東亜戦前夜の刀匠と序 列では軍刀展覧会では特別名誉席に選ばれ優れた作品を残しております。
堀井俊秀は北海道の刀工で本名堀井兼吉という。
明治十九年(1886)滋賀県下坂元で徳田広吉氏の三男として生まれ,
明治三十四年(1901)松田胤勝氏に農鍛冶を修業,明治三十七年(1904)に堀雄胤明の門人となる。
明治四十四年(1911)胤明の養子、女婿となる。大正年二年水心子正秀の秀の字をもらって銘を
「秀明」、「源秀明」、「近江国志賀太郎源秀明」と切る。明治三十八年(1905)に兼明、
大正二年(1913)に秀明,昭和八年(1933)に俊秀と改名している。
大正七年(1918)に日本製鋼室蘭工業所の招聘により入社する。
作風は丁字刃錵付きの物を得意とし,水心子流の備前伝の丁字乱や互の目乱が多い。
研磨もしっかりと行われお勧め出来る刀工です。

拵え:
鍔:円形の鉄鍔に植物図を透かし彫り。
目貫:素銅地に鋤の図を高彫りする。
縁頭:草花の図を彫る。
鞘:印籠刻に青貝散らしと小豆色に桐の図を描く

葵美術より一言:  堀井俊秀は戦前、戦中に特に有名で日本製鋼室蘭工業所の招聘により北海道で特に
有名となる。  ふんだんにある玉鋼を使用し研究開発しておりその実績は高く評価される。
本作は地金が板目肌に小板目が交り地錵が厚く付いて地景が細かく入るなど野趣に富んだ
地金に丁字刃が刃区近辺から物打ちにかけて華やかに続き足が深く入るなどその働きは見事で
 あります。  是非この名品をお求め下さい。特に戦前に製作された作品で常より丁寧に製作された
痕跡を感じます。一見すると良く出来た細川正義を彷彿とさせる傑作品です。

保存刀剣鑑定書  
葵美術評価鑑定書:全身押し形


落札価格:¥670,000

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最高入札者 : jjshim2020

jjshim2020
2022/07/09 (土) 01:40
¥670,000
オークション開始
2022/07/02 (土) 11:36

※ = 自動入札