AS21570 刀：(菊紋)山城守藤原国清(初代)（裁断銘）(保存刀剣)

ご注文番号： AS21570
刀：白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)(特別貴重刀剣)(鍔：特別貴重刀装具)

銘：(菊紋)山城守藤原国清(初代)（裁断銘）
鍛南蛮鉄釼之　二つ胴中村与三衛門切□花押　　　　
　
新刀：業物：上作：越前　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 菊紋山城守藤原国清としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
鎺：金着と赤銅色絵二重鎺
刃長:2尺5寸5分(77.27センチ)
反り:5分(1.515センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.18センチ
先幅:2.0センチ
重ね:0.75センチ
刀剣重量 840 グラム
時代:江戸時代 寛永の頃
体配:2尺5寸5分の長寸の作品で身幅、重ねしっかりとして反りがやや深く切先が尋常な作品。
地鉄：小板目肌良く練れて地沸が付き綺麗な地鉄となる。
刃紋：沸出来直刃、小足が入り中直刃となり一見すると近江大掾藤原忠広に良くにた作品で帽子匂口深く丸く返る

特徴：本作は中村与三衛門による裁断銘があり表に南蛮鉄で製作し二つ胴,落とす金象嵌を入れ中村与三衛門と金象嵌銘を入れる　　裏には山城守藤原国清と銘を入れて銀象嵌で裁断銘がついております。この作品は南蛮鉄で製作し中村与三衛門の依る裁断銘であります。本国は信州松代。三代島田助宗の子で堀川国広の門人か国濤の弟子とも言われ通称吉右え門と称される。　後に越前福井に移住し寛永５年２月に山城守をまた菊紋を拝受する。

拵：
鍔：円形の鉄鍔に金や素銅で菊や星などを彫る。特別貴重刀装具: 無銘(尾張象嵌)
縁頭：龍と侍とが高彫りし金で色絵を施す
鞘：黒色鞘に銀の粉を撒き
目貫：画題は不明であるが良く出来た図柄と思われます

葵美術より一言最近は裁断銘も作品は少なく値上がりが激しい作品が多くなかなか購入が難しいと言われております。特に海外からの価格上昇につれて国内でもかなり値上がりが激しくなっております。
またこの作品は近近江大掾の様な匂口の深い直刃です。　拵えもまずまずで是非お勧めしたい作品です。審査に関して：保存審査に出すと27，０００円が掛かります。　また特別保存にだすと３7，０００円かかり合計５7，０００円と掛かりますので審議の結果さえわかれば良いと考えて保存のみを得る方もおおいのです。したがって皆様も必ずしも特別保存は取らなくても良いと私は考えるのです。

保存刀剣
特別貴重刀剣
鍔：特別貴重刀装具
葵美術鑑定書：全身押し形 鶴田文佳