AS22051 短刀:月山(保存刀剣)

説明

ご注文番号:AS22051
短刀:拵え入り(保存刀剣)

銘:月山                                 

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は月山としては上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀一重鎺
刃長:21.5センチ
目釘穴:1個
元幅:2.06センチ
重ね:0.74センチ
刀身重量:105グラム
時代:室町時代
体配  尋常な体配をした短刀
地鉄:綾杉肌よく見て取れる
刃紋:小沸出来直刃刃紋の帽子丸く返る

特徴:月山一派は出羽の刀工で鎌倉頃から始まり室町時代末期、そして江戸時代天分頃まで続くが突然いなくなってしまった。 これは戦争が終わり、状況が安定して刀が売れなくなったためだと考えられる。多くの方によって好まれる月山肌すなわち綾杉肌の作品です。


縁頭:木製。ネズミの図柄を高彫りし、黒く塗る。
鞘:海老鞘風の黒鞘に黒色の漆を塗った変わり鞘。
目貫:木製。ネズミの図柄を高彫りし、黒く塗る。
小柄:竹細工  黒漆
小刀:粟田口一竿子忠綱

葵美術より一言:本作は生茎の作品で目釘穴1個であり珍しい作品です。月山とは山形県中部にある1980mの山で牛の姿に似ているところから犂牛山と呼ばれ山頂には月山神社がある。月山、羽黒山、湯殿山は出羽三山とよばれ、修験者の修練の場でした。奥の細道などにも月山鍛治の遺跡が取り上げられています。山全体がご神体とよばれているため、火を起こすこともできず山の近所で鍛刀をしたとされています。寒河江川に沿って登れば月山に到達するので、川近辺で日本刀が製作されたと思われます。 おそらく偶然にこの綾杉肌模様を編み出し、その刃紋の形状を月山肌の特徴としたと考えられます。 江戸時代までには一旦廃れてしまったその方法を、江戸時代末期に月山貞一たちが再現したのです。 短刀の製作は珍しく珍品の部類に入ると考えられます。拵えも木で製作されており実に月山に似合った拵えです。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2022/06/22 (水) 10:07

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