AS21697 大小：横山上野大掾藤原祐定(特別保存刀剣)

ご注文番号：AS21697
大小：

———————–

大：白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(特別貴重刀剣)

銘：横山上野大掾藤原祐定
備州長船住人　　　
　　　　　　
新刀：上作：備前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 横山上野大掾藤原祐定としては上々作 にランクされる作品です。
研磨済み
鎺：金着一重
刃長:2尺0寸9分(63.33センチ)
反り:5分(1.515センチ)
目釘穴:2個
元幅:3.18センチ
先幅:2.05センチ
重ね:0.75センチ
刀剣重量:720 グラム
時代：江戸時代寛文の頃
体配：身幅が広く重ね尋常な切先ややのびた作品
地鉄：小板目肌実に良く詰んで綺麗な地鉄となる
刃紋：直刃出来で明るく冴えた作品となり
物打ち近辺から上にかけては匂い口が深くなり
小足が柔らかく働き
近江大掾藤原忠広の様な出来の良さとなる。

特徴：上野大掾藤原祐定は寛文四年に上野大掾を受領し、八十九歳と長命で刀剣を制作した。しかしながら遺作はそれ程多くないのは刀剣の需要が少なくなってきた時代が背景にあると考えられる。上野大掾藤原祐定は銘の極めて良く切られた偽銘の刀が多く良く見ないと見誤ってしまう場合があり、恐らく当時から専門に偽作を制作していた刀工があったと考えられ本作も銘だけでは中々見抜けない作品であります。本作は勿論正真作で見頃な直刃できの作品といえます。

鍔：円形の鉄鍔に周りを金で凹凸をいれて
覆輪をほどこし中国の賢人が牛を引っ張りながら
歩く姿を高彫し金で色絵をほどこす。
縁：中国の七賢人が書を開きながら話し合う姿を
高彫し金で色絵をほどこす。
鞘：焦げ茶色の石目地鞘
目貫：武者と家来が船を漕ぐ風景と馬に乗る武者が
落馬する光景を高彫し金で色絵をほどこす。

———————–

小：白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(特別貴重刀剣)

銘：　横山上野大掾藤原祐定
備州長船住人　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
新刀：上作：備前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は横山上野大掾藤原祐定としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
鎺：金着一重
刃長47.0センチ
反り:1.1センチ
目釘穴:1個
元幅:2.9センチ
先幅1.99センチ
重ね:0.76センチ
刀剣重量:465グラム
時代：江戸時代寛文の頃
体配：身幅が広く重ね尋常な切先ややのびた作品
地鉄：小板目肌実に良く詰んで綺麗な地鉄となる
刃紋：直刃出来で明るく冴えた作品となり物打ち近辺から上にかけては匂い口が深くなり小足が柔らかく働き
近江大掾藤原忠広の様な出来の良さとなる。

拵：
鍔：円形の鉄鍔に周りを金で凹凸をいれて覆輪をほどこし中国の賢人が牛を引っ張りながら歩く姿を高彫し金で色絵をほどこす
縁：中国の七賢人が書を開きながら話し合う姿を高彫し金で色絵をほどこす
鞘：焦げ茶色の石目地鞘
目貫：武者のかぶる兜の図柄を高彫し金で色絵をほどこす

葵美術より一言：上段の横山上野大掾藤原祐定 は通称平兵衞と称し永正興左衛門６代孫、七兵衛祐定の子で寛文４年に上野大掾を受領する。作品も襲名もこの時に始められた。亨保６年に亡くなる。行年８９。一般的に江戸時代などで登城する場合は大小を指すことになります。　その際は登城する場合大小もやや長さも短めの作品が好まれ刀も短めの作品が好まれておりました。　本作は横山上野大掾藤原祐定の大小であり刃紋も直刃出来の明るく冴えた作品で物打ちから先は匂口が深く付き小足が柔らかく入る出来の優れた作品です。拵えも藻唐子宗典一派と見える作品で出来も良くお勧め出来る作品となります。是非お勧めしたい作品です。

———————–
特別保存刀剣
特別貴重刀剣
葵美術評価鑑定書：全身押し形 鶴田文佳

大（刀）



———————–
小（脇差）