AS22050-脇差:備州長船忠光(彦平衛)

説明

脇差:白鞘入り(第23回重要刀剣)
銘: 備州長船忠光(彦平衛)
文明十八年二月日
金象嵌銘:寬文二年二月十日 
山野加右衛門六十一歳  永久(花押)                       
壱ノ胴片手打截断

鞘書:備州長船忠光   文明十八年
長さ一尺五寸六分 佳作  昭和○亥卯月  薫山誌

末古刀:良業物:上々作:備前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は最上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着二重
刃長:47.27センチ
反り:0.9センチ
目釘穴:2個
元幅:3.03センチ
重ね:0.8センチ
刀身重量:470グラム
時代:室町時代文明18年
体配:身幅が長く三つ棟となり重ね厚く表裏に棒樋と梵字を彫り平打ちの脇差で健全な作品
地鉄:小板目肌実に良く詰んで棒映りが明瞭にあらわれております、
刃紋:兼光写の逆さ丁子乱れが初めから切先まで続き先尖って返る。

特徴:五郎左衛門則光の子供と言われている初代彦兵衛の作品。
文明初めより享禄ころまでの作品があり刃紋は直刃出来が多い。

葵美術より一言:この作品は極めて優れた作品で特に地鉄が良く棒状の映りがはっきりと見えます。また長さもかなりあり表裏に棒樋と梵字を彫り刃紋は逆さ丁子の兼光写しを行い先尖って返るなどの特徴を有しております。さらには金象嵌銘には片手打ちで壱ノ胴を切り落としたとされている。重ねが厚く茎の厚さと(刃区)鎬の厚さがほとんど同じであり大切に保存されてきた作品と言えます、大変珍しいのは古刀で裁断銘のある作品は極めて少なくこの刀の他に調べてみましたがみたことはありません。まさに珍品と言える作品です。古刀の中で現在までに金象嵌を得ている刀はこの刀一振りだけであろうと考えます。当然重要刀剣になる作品で皆様に是非ご紹介したい名品
です。薫山先生の鞘書で佳作と書いてありますが滅多に書くことはありません。 その健全さに私は驚きました。

第23回重要刀剣
葵美術評価鑑定書
全身押し形



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