AS22129 刀：於萩潜龍子盛秀造之(保存刀剣)

ご注文番号：AS22129
刀：白鞘入り(保存刀剣)(委託品)

銘：於萩潜龍子盛秀造之
嘉永七年八月日
　　　　　　　　　　　　　　　
新新刀：中作：長門
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は於萩潜龍子盛秀 としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
鎺：銀一重
刃長:75.0センチ
反り:1.9センチ
目釘穴:1個
元幅:3.4センチ
先幅:2.42センチ
重ね:0.73センチ
刀剣重量 865グラム
時代:江戸時代嘉永7年8月
体配：身幅が広く重ね厚く反り深くつき表裏に棒樋を彫る。
地鉄：小板目肌良く詰んで地沸がつき綺麗な地鉄となる。
刃紋：沸出来のたれ刃に細かな互の目乱れとなり
小足が働き刃中、砂流、金筋が働く。
帽子乱れ込んで先尖りごころに返る。

特徴：於萩潜龍子盛秀は新新刀中作に位置する刀工ですが本作は身幅が広く重ね厚く表裏に棒樋を彫りがっしりとして健全であり出来の優れた作品で初刃をのこした見事なできです。現在の山口県の刀工です。

葵美術より一言：本作はまるで現代刀の様ながっしりとした作品です。体配がよく地鉄も良い作品で刃紋も、のたれた中に互の目が働く作品です。　是非お勧めしたい素晴らしい健全な作品です。
　　　　　　　　　　

時代背景：嘉永7年(安政元年　1854)6月15日に奈良を中心に大地震が発生した

保存刀剣
葵美術鑑定書：全身押し形 鶴田文佳