AS22081 刀:肥前国住藤原忠広(特別保存刀剣)

説明

ご注文番号:AS22081
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)

銘:肥前国住藤原忠広
寛永十一年八月吉日    

新刀:上々作:大業物:肥前                
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 肥前国住藤原忠広 としてはに上々作ランクされる作品です。
研磨済み
鎺:金着一重鎺
刃長:63.8センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:2、内1個埋
元幅:2.9センチ
先幅:1.94センチ
重ね:0.6センチ
刀身重量 530 グラム
時代:寛永11年8月
体配:身幅、重ね頃合いで反りが深くつき切先が伸びる
地鉄:小板目肌実に良く詰んで綺麗な小糠肌、肥前肌となる。
刃紋:小沸出来、匂口の深い互の目乱れとなり特に差裏は頭が揃っているところで一文字を彷彿とさせる。明るく冴えて金筋が働き素晴らしい出来であります。差裏は沸出来匂口深く互の目乱れに二重刃がかかり足よく働き帽子乱れ込んで先掃掛となる。
      
特徴:近江大掾藤原忠広は初代忠吉の子で作刀技術を学び
寛永9年に父が亡くなって以来二代を引き続く。 初代忠吉は多くの弟子の恵まれその後二代が家督を相続しその後も弟子が彼を助けてその後の繁栄盤石なものへと確立していった。永十八年七月に近江大掾を受領し60年間という長期にわたり昨刀を続けた。作刀数はかなりの数に上るが、上々作である二代忠広は愛刀家の多くが好み、その人気が良くうかがえる。元禄6年81歳で亡くなる。弟子には3代陸奥大掾忠吉、播磨大掾忠国、河内大掾正広、出羽守行広等キラ星の如く囲まれ更に鍋島藩の庇護の元に阿蘭陀鉄を独占した事で、独特の肥前地金を獲得し他に地鉄の流出を禁止する事で
独特な地金を獲得し続けたと考えられます。本作は近江大掾藤原忠広としては珍しく乱れ刃で互の目乱れ穏やかなる作品です。地刃の出来が良く瑕欠点のない作品です。 大業物としてランクされた名品を是非お求め下さい。 

拵:肥後拵え
鍔:竪丸形の鉄鍔。小柄笄櫃は無し。厚めの中心に金象嵌で草木を描き、銀の箒で掃除する人物を描く
縁:鉄地に紋様と家紋を高彫し金色絵をほどこす
頭:四分一地を高彫した見事な頭。
鞘:印籠刻みを製作し間に紋様を入れる。
目貫:赤銅地に紋様を刻む。

葵美術より一言: 本作の忠広は寛永11年の作品です。寛永10年2月に父が亡くなり、その後忠広銘の作品が作られた。この刀はその一年後に製作された作品でこの時代は細身の作品が多く出来もよいことから重要刀剣になっている作品もあります。私は近江大掾藤原忠広の最高傑作はこの時代の作品になるだろうと考えております。 是非お勧めしたい作品です。拵えは魅力的な肥後拵えです。

特別保存刀剣
葵美術評価鑑定書:全身押し形 鶴田文佳



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2022/05/08 (日) 13:40

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