AS22109 刀:備前岡山住一原長光作

説明

ご注文番号:AS22109
刀:陸軍軍刀拵え入り

銘:備前岡山住一原長光作

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は備前岡山住一原長光作としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:真鍮値一重
刃長:66.0センチ
反り:1.5センチ
目釘穴:1 個
元幅:3.33 センチ
先幅:2.18センチ
重ね:0.73センチ
刀身重量:730 グラム
時代:昭和
体配:身幅が広く重ね厚くがっしりとした刀で、初刃が大きく残り切先が伸びる。
地鉄:小板目肌良く練れて地錵が良く付き
綺麗な無地風の作品となる。
刃紋:錵出来、匂口の深い丁字乱れに足が太く入り
柔らかく葉が働き刃中砂流し、きりっとした金筋が働く。

特徴:長光(一龍子)本作は茎の形態から昭和刀の長光の出来の良い作品と考えられる。戦時中岡山刑務所の所長であった江村繁太郎は、刑務所内で本来真面目な受刑者の更生を願って、日本刀の制作を行い数多くの日本刀を制作した。当時岡山県の刀工であった市原一龍子長光を招き同様に囚人達に刀を制作させた。長光は陸軍受命刀匠として当地では名が知られ陸軍々刀技術奨励会入選した刀匠であります。長光は囚人を指導して刀剣の制作を行ったため作風にばらつきがあり又研磨も充分ではなかった為一見すると粗雑な刀と思われますがよく研磨された刀を見ると地金も評価される作品です。出来の良い作品は目を見張る刀も存在するのです。本作の銘は備前国岡山住一原長命作と長い銘なのが珍しく又出来もすぐれ新々刀に紛れる傑作品です。

拵:陸軍軍刀拵え 

葵美術より一言:刀緒は青で尉官を表し陸軍に任官する際に家族がお金を用意し、この刀を購入し武運長久を祈って手渡した刀であろうと思います。これから戦地に向かう家族の者にとって複雑な気持ちになったと考えられます。無事に武運をたてて戻ってきてほしいと祈ったに違いがありません。本作は常に見る長光の二字名ではなく備前国岡山長光作と長銘であるのが珍しくまた出来も事実優れております。 初刃も残り健全な作品です。長光としては傑作品ですので是非お求め下さい。刀緒は青で尉官を表わす。

時代背景:戦時中

保証:保存刀剣
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2022/05/03 (火) 10:03

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