AS17305 刀:備州長船祐定作(保存刀剣)

説明

ご注文番号:AS17305
刀:白鞘入り・拵え付き(保存刀剣)

銘:備州長船祐定作 
永禄三年八月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 備州長船祐定としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:素銅地一重
刃長:69.8センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:1個
元幅:3.2センチ
先幅:2.17センチ
重ね:0.75センチ
時代:室町時代末期
体配:身幅が広く重ね厚く反りが深く付き
切先が延びたいかにも永禄頃の体配を思わせる姿をした
堂々たる作品です。
地鉄:小板目肌良く練れて地錵が付き映りが現れる。
刃紋:小錵出来、直刃を基調として刃に丁字乱れ、
小互の目乱れが混じり足が良く入り、刃中の細かな砂流、
葉が働き金筋が入る。帽子丸く返る。        

特徴:室町時代は播磨、美作、備前三国の守護大名赤松氏の庇護の元、備前鍛冶繁栄の時代で多くの刀工を輩出した。この時代は全国的に相次いだ戦乱により刀剣の需要は増大し、加えて国内のみならず対明貿易の商品としても多数の刀剣が作刀された。備前の長船派は光忠(建長 1249頃)を事実上の祖とする一派で、祐定一家は室町時代末期に最も繁栄した。わけても祐定は長船鍛治の代名詞ともいえる。備前長船鍛冶は天正の大洪水によって殆どが壊滅し、その後は弟子筋の吉井住祐定が長船に進出して横山姓を名乗り、再興に努めたとされる。本作は長船鍛冶の最末期の栄光を現代に伝えると共に、その当時が偲ばれる作である。幾星霜を経た古刀ならではの良さがにじむ。

拵:
鍔:円形の鉄鍔に大根の図を彫る。
縁頭:鉄地に家紋を彫り、金で色絵をほどこす。
鞘:黒蝋色鞘、上部に笛巻をほどこす。
目貫:画題不明

葵美術より一言:本作の祐定は出来が良く数打ち物とは異なる作品です。余程大切に保管されてきたのか身幅が広く重ね厚く堂々とした作品で当時の生作品を完全に思わせる見事な作品です。地鉄が良く又刃紋がが良く刃中の足は煙る朝霧の風情で素晴らしい作品と云えます。 是非皆様にご紹介したい作品です。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形



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2022/04/29 (金) 10:02

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