AS22089-刀：一竿子粟田口忠綱(偽銘)

刀：白鞘入り、拵え付き(委託品)
銘：一竿子粟田口忠綱(偽銘)　
元禄五年八月日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は一竿子粟田口忠綱としては刀は偽名であるが出来は上作にランクされる作品です。
研磨済み
鎺；銀一重鎺
刃長:63.0センチ
反り:0.8センチ
目釘穴:1個
元幅:2.95センチ
先幅:2.03センチ
重ね:0.68センチ
刀剣重量 660 グラム
時代：江戸時代寛文の頃
体配：身幅がやや広く重ね厚く反りは浅く切先がのびた作品
地鉄：小板目肌良く練れて地沸がつき練れた地鉄となる。
刃紋：沸出来互の目のある刃紋が続き高低があり
匂口明るく冴えて出来が良い

特徴：本作は残念ながら正真ではありません。　
しかし刀の出来は良く無銘にすれば合格できる作品です。
作は豊後あたりの作品であると考えます。研磨もかなり上手な研ぎ師の手を経て研磨がなされたと考えます。

拵：
鍔：大振りの鉄鍔にボタンと他の花を彫り銀や赤銅で象嵌をする。,
よく慎重に吹き込むことで素晴らしい図柄が出てくると思います。
頭：赤銅地に金を高彫し金で色絵をほどこす　縁：赤銅地に波の図柄を高彫し金で色絵をほどこす
鞘：蝋色鞘に樹木と鳳凰の図柄を高彫する見事な図柄です。
目貫：赤銅地で家紋を高彫し金で色絵をほどこす

葵美術より一言　この作品は偽名ではありますが出来は良くお勧めできる作品です。　拵えは大変見事な作品で
お勧めいたします。ありまた手入れを行うことで精彩が出てきます。
　　　
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葵美術評価鑑定書：無保証
全身押し形