AS21752-脇差：近江守法城寺橘正弘(二代)

脇差：白鞘入り、拵え付き（特別保存刀剣）
銘：近江守法城寺橘正弘(二代)

新刀：上作：業物：武蔵　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 近江守法城寺橘正弘としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき：銀一重
刃長:51.5センチ
反り:1.2センチ
目釘穴:1個
元幅:2.76センチ
先幅:1.86センチ
重ね:0.54センチ
刀身重量:435グラム
時代：江戸時代　延宝の頃
体配：身幅と重ね尋常で反りが深めで切先がのびた作品です。
地鉄：板目肌よく練れて地沸が付き地景が入り良い地鉄となる。
鎬地：　細かな柾目肌に地景がよく働く
刃紋：沸出来、匂口深く直刃できとなり刃中に小足、葉が働き金筋が入る
帽子：丸く匂口深く二重刃となり丸く返る。

特徴：本作は２代正弘の作品で出来は初代と変わらず匂い口の深い直刃を得意としております。

拵：
鍔：木瓜型赤銅魚子地に菊の花を高彫し金で色絵をほどこす。耳には金覆輪をほどこす。
縁頭：赤銅地に梅の花を高彫し金で色絵をほどこす
鞘：黒蝋色鞘
目貫：赤銅地に人物と草木を入れて高彫し金で色絵をほどこす

葵美術より一言：近江守法城寺橘正弘は初代と２代がありどちらも技量の高い技術を持っております。いずれも直刃に匂口が深い作品を製作します。 一見すると虎鉄と見紛う作品が多くそれゆえ好む方も多いです。拵えの柄巻はつい最近当社で行いました。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書
全身押し形