AS21406 刀:帝室技芸員月山貞一七十一才精鍛之

説明

ご注文番号:AS21406
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)

銘: 帝室技芸員月山貞一七十一才精鍛之                                   
    明治三十九年五月日 為征露戦役記念
     新新刀:上々作:摂津                        

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 帝室技芸員月山貞一 としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀二重鎺
刃長:72.0センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:1個
元幅:2.86センチ
先幅:2.9センチ
重ね:0.64センチ
刀身重量:630グラム
時代: 明治39年5月
体配:貞一の中では長さも72cmと長く力強い樋を彫り反りもやや深く切先ややのびた体配の良い作品
地鉄:小板目肌無類によく粟田口物を見るがごとくで精美な地鉄となる
刃紋:沸出来丁子乱れとなり匂口が深く付き一文字風となり柔らかな刃紋の中に金筋が働く見事な作品です。

特徴:初代月山貞一は摂津の刀匠。本名月山弥五郎。天保七年(1836)二月、江州須越村に生まれ、七歳にて月山貞吉の養子になる。十一歳頃から修行を始め、二十歳頃には綾杉肌を習得していたと言われる。明治九年の廃刀令後も作刀ひとすじに進み、明治二十六年にはシカゴ万国博に刀を出品して受賞し、翌年明治天皇より作品お買い上げとなる。明治三十九年(1906)四月に帝室技芸員に任ぜられる。彫刻の名手としても有名。大正七年(1918)七月十一日八十四歳で没した。作刀は嘉永三年(1850)の十五歳から大正七年(1918)の没年までみられる。

葵美術より一言:月山貞一は江戸時代末期の刀工として廃刀令という苦難の生活を経ながら生き続けて廃刀令が解けて最初期に帝室技芸員として著名な刀工として君臨し弟子を育てた。 全ての作品を手がけ相州伝、大和伝、備前伝、美濃伝、山城伝と更に刀身彫りでも比類のない技量を保有していた。本作は月山貞一の日露戦争において勝利をえた記念として製作した作品です。昨今のウクライナ情勢を憂慮し、我々は一刻も早く彼の地に平和が来る様に祈っております。このサーベルはサービスでお渡しいたしますがこの刀は入りません。  

特別保存刀剣
葵美術評価鑑定書:全身押し形



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2022/04/03 (日) 11:05

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