AS21145-刀:源盛吉(無鑑査刀匠)

説明

刀:白鞘入り(保存刀剣)
銘: 源盛吉(無鑑査刀匠)
平成二年秋吉祥 

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 源盛吉としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重
刃長:78.0センチ
反り:2.2センチ
目釘穴:1個
元幅:3.57センチ
先幅:3.11センチ
重ね:0.71センチ
刀身重量:1025 グラム
時代:現代
体配:長寸で身幅が広く(3.57cm) 重ね厚く(0.71cm)
表裏に棒樋を掻通し反りが深く、大切っ先となる
豪壮な体配をした作品である。
地鉄:小板目肌よく練れて地沸がつききれな地肌となる。
刃紋:沸出来、匂口の深い互の目乱れに丁子乱れが刃区から鋒にまで及び、足良く働き刃中、砂流、金筋が盛に働く。
特に物打ち近辺の刃中の働は激しく、
帽子も同様に乱れ込んで金筋が働き尖り心に返る。

特徴:谷川盛吉(本名松吉)は大正九年(1920)生まれの
熊本の八代市の刀匠で、昭和九年(1934)に金剛兵衛盛高靖博に入門。
さらに盛高師が八代に迎えた延寿太郎宣繁に学ぶ。
昭和十六年(1941)に師盛高靖博より「延寿宣次源盛吉」を受名。
昭和二十七年(1952)栗原彦三郎の呼びかけに応じ、
サンフランシスコ講和条約の締結を記念して三百振りが製作された
講和記念刀の一部を製作。昭和二十九年(1954)に作刀承認を受ける。
第一回作刀技術発表会から連続出品。昭和五十三~五十四年(1978~1979)頃に
源清麿写で名声を高めた。昭和六十年(1985)には無鑑査刀匠となる。
迫力の有る相州伝の傑作を残し、平成二年(1990)に七十歳で没した。

葵美術より一言谷川盛吉は近代の名人として知られ文化庁長官賞、薫山賞。会長賞、毎日新聞社賞、寒山賞など数々の賞を獲得したのち昭和六十年(1985)には無鑑査刀匠となる。常に豪壮な作品を制作し九州熊本の伝統を守り自家製鉄を利用して制作 に励んだ刀工でした。 本作は清麿が挑んでいた大左を目指して制作したとかんがえられ、地金の良さと匂口の深い刃紋のは激しい互の目乱れに足がよく働き金筋が盛に働くなど快心の作品と思われる見事な一振りです。
ぜひお勧めしたい作品です。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書
全身押し形 


終了したオークション

入札がなかったため、オークションの期限が切れました

商品カテゴリー: ,

入札履歴

このオークションは終了しました。

入札がなかったため、オークションの期限が切れました
オークション開始
2022/03/20 (日) 10:26

※ = 自動入札