AS21605-大小:無銘(伝 直江志津)/無銘(手掻包俊)

説明

大小:

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大:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:無銘(伝 直江志津)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(伝 直江志津)としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着二重
刃長:70.4センチ
反り:1.0センチ
目釘穴:2個
元幅:3.09センチ
先幅:2.33センチ
重ね:0.65センチ
刀身重量:730グラム
時代:南北朝時代
体配:身幅が広く重ねしっかりとした作品で、
切先ののびた南北朝時代の体配をしています。
地鉄:板目肌に杢目肌が混じり、地沸がつき、地景がみて取れる
刃紋:沸出来小互の目乱れ、砂流・金筋が働く。
帽子はのたれて丸く返り、先掃掛となる。

特徴:直江志津には相州伝風の作品と、小互の目乱れで帽子の長い南北朝時代の作品が多い。なお、美濃国志津の地に正宗十哲の一人に数えられた兼氏が来往して一派は栄えたが、のちの門人である兼友、兼次,兼重、兼信らは同国、直江に移住して活躍する。  これらの刀工達を直江志津と呼称しております。

拵:
鍔:鉄地に人物と松を高彫し金色絵をほどこす。
縁頭:鉄地に金色絵を施す
鞘:鮫皮地鞘。栗型には三つ星の家紋が高彫りされて金色絵が施されている。鐺は鉄地に金色絵をほどこす。
目貫:花と思われる図柄を高彫し金色絵をほどこす

葵美術より一言:直江志津は大志津からの流れを組む刀工群で直江志津と大和志津に分かれます。以前正宗を拝見した時焼刃は低く格調がありましたが、本作の刃区から中程近辺までの刃紋とよく似ており、刃中に金筋が見て取れます。 瑕や欠点のない作品ですのでご満足いただけると考えます

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小:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)
銘:無銘(手掻包俊)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(手掻包俊)としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀二重鎺
刃長:53.0センチ
反り:0.69センチ
目釘穴:1個
元幅:2.53センチ
先幅:1.99センチ
重ね:0.55センチ
刀身重量:420グラム
時代:1381年 南北朝時代永徳の頃
体配:大和手掻一派の大擦上無銘、
切先がのびた南北朝時代の作品です
地鉄:小板目肌に杢目肌が混じり、地沸がつき、映りが現れる。
刃紋:中直刃に小足はよく働く。帽子丸みを帯びて焼き
詰めとなり先、掃掛となる。

特徴:手掻初期は小板目肌がよく表れます。
柾目がほとんど見えないのがこの刀工の特徴です。

鍔:鉄地に人物と末の木を高彫し金で色絵をほどこす
縁頭:鉄地に金で紋様を描く
鞘:鮫皮に鉄地の栗型。栗型には三つ星の家紋を高彫り、金色絵を施す。鐺は鉄地に金色絵をほどこす。
目貫:馬と思われる図柄を高彫し金色絵をほどこす
小柄:鉄地に景色の図柄を高彫りする

葵美術より一言:よくそろった大小です。拵えは鮫皮をふんだんに使っています。地鉄も良く、刃紋は中作の直刃刃紋で、物打ち近辺より一層華やかな図柄となります。

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特別保存刀剣鑑定書(大)
保存刀剣鑑定書(小)
葵美術評価鑑定:全身押し形

大(刀)

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小(脇差)

落札価格:¥1,950,000

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入札履歴

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最高入札者 : alftan611

alftan611
2022/03/15 (火) 04:29
¥1,950,000
オークション開始
2022/03/12 (土) 10:28

※ = 自動入札