AS21116 刀:豆州三嶋住湧水心貞吉作(無鑑査刀匠)

説明

ご注文番号:AS21116
刀:拵え入り(保存刀剣)

銘:豆州三嶋住湧水心貞吉作(無鑑査刀匠)
昭和五十三年秋

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は豆州三嶋住湧水心貞吉作としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着二重
刃長:72.9 センチ
反り:2.2センチ
目釘穴:1個
元幅:3.37センチ
先幅:2.38センチ
重ね:0.66センチ
刀身重量:825グラム
時代:昭和五十三年
体配:身幅が広く重ね厚く表裏に棒樋と添樋を描き通し反りが深くつき尋常な鋒となる。
地鉄:小板目肌よく練れて地沸がつき綺麗な地鉄となる。
刃紋:沸出来互の目乱れを焼き上げる

特徴:豆州三嶋住湧水心貞貞吉(榎本貞吉)は、無鑑査であり数多くの日本刀を製作しているが小烏丸造は初めて見る作品で、注文を受けて製作された作品で中々良く出来た刀です。
本名を榎本貞吉と称し明治11年に徳島で生まれ大阪の月山貞勝に入門する。その後、静岡県に移住し刀剣製作を行う、戦時中は軍の要請でかなりの軍刀使用の刀を造り戦後は刀剣製作に精を出し平成8年に無鑑査となる。
大変器用な刀工で、相州伝、大和伝、備前伝の他綾杉伝とこなし見事な作品が多い。

拵:
鍔:木瓜型鉄鍔に川の流れと植物及び飛び回る鳥を高彫し金で色絵をほどこす
縁頭:四分一地の肥後縁頭を使用する。
鞘:黒呂色鞘
目貫:赤銅で家紋を高彫し金で色絵をほどこす

葵美術より一言:榎本貞吉は戦時中からよく知られた刀工で三島市に居住し奨励賞、入選、努力賞を獲得した。
平成8年に無鑑査に認定される。月山貞勝の元で修行を行い綾杉伝まで学び平成12年、92歳まで活躍した刀工でその実力は素晴らしい。  本作は体配の良い作品に小板目肌の作品で表裏に棒樋と添樋を彫り小互の目に互の目を交え刃中、砂流、金筋が働く。  帽子、乱れこむ出来の良い作品で拵え付き高級居合刀として鑑賞刀としてお勧めいたします。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


終了したオークション

入札がなかったため、オークションの期限が切れました

商品カテゴリー: ,

入札履歴

このオークションは終了しました。

入札がなかったため、オークションの期限が切れました
オークション開始
2022/03/11 (金) 09:39

※ = 自動入札