AS21262-脇差:無銘(伝 尻懸)

説明

脇差:拵え入り(特別保存刀剣)
銘:無銘(伝 尻懸) 

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 無銘(伝 尻懸)としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:素銅地に金色絵一重鎺に葵の家紋を入れる
刃長:42.4センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:3個
元幅:2.47センチ
重ね:0.52センチ
刀身重量: 320グラム
時代:南北朝時代 1356年
体配:薙刀直しの作品で当時の姿を見ることができる
地鉄:小板目肌よく練れて地沸がつき所々地景が入る
刃紋:沸出来、直刃に二重刃が混じり、刃中、小足が入り足、葉が柔らかく入る。帽子、先掃掛となる。

特徴:本作は薙刀直しの脇指である。大和尻懸派(しっかけ)は、現在の奈良県天理市岸田町尻懸の刀工である。尻懸の名は大和神社の神輿が休息する為に設けられた四角い台石(尻懸石)からきている。初代則長は則弘の子と伝えられる。この時期の大和物は地鉄が極めて精美な作が多い。

拵:
鍔:鉄鍔でお碗のお形状をしているところから碗鍔」と呼ばれ鉄地に銀の点象嵌をほどこす。
縁頭:赤銅魚子地に銀線で唐草模様を施す
鞘:青貝散らし
鐺:赤銅魚子地に銀線で唐草模様
目貫:大根に座る大国様を鉄地で高彫し金で色絵をほどこす
返し角:赤銅魚子地に銀線で唐草模様

葵美術より一言:この長巻直しの作品は尻縣に特別保存刀剣に認定さらた作品で地金  がよくまた刃紋が変化に富んで飽きの
こない作品です。 拵えも面白く鍔は碗鍔といわれおそらく西洋のサーベルの文様から取り入れた作品と考えます
拵えしっかりとしておりますし脇差の出来も素晴らしい作品ですので是非おすすめしたいできです。
大和には保昌、当麻、尻縣、手掻、千手院と5派があります。 奈良の数多くの寺院を守るための僧兵に提供されたと言われております。それぞれ特色があり ます。  保昌は柾目肌、当麻は地金が素晴らしく匂口の深い作品が最も評価され相州行光の思える見事な作品です。 尻縣は地金がよく直刃調に互の目が入る特徴があります。 手掻は地金の美しさと直刃出来の格調ある作品が特徴です、千手院は直刃基調にのたれた、やや匂口が深いなかに小足、互の目、金筋が 盛んに働きす。   今回ご紹介した尻縣は中でも出来の良い作品です。
         
特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書
全身押し形



落札価格:¥450,000

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最高入札者 : xfn06

xfn06
2022/03/05 (土) 07:31
¥450,000
オークション開始
2022/02/26 (土) 10:35

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